カリキュラム

グラフィックデザインを中心に、タイポグラフィ、写真、イラストレーション、映像や新しいデジタル手法まで、幅広い分野のスキルを学びながら、デジタル環境の変化により多様化する時代の中で、適確で新鮮なヴィジュアルコミュニケーションの可能性を探ります。

4年次 専門領域+卒業制作 授業紹介

4年次の前半は、これまでの学習をふまえて専門領域から2科目を選択し、研究を深めます。後半は、各ゼミに分かれて各自がヴィジュアルデザインの可能性を追求しながらテーマを設定し、4年間の集大成として卒業制作を行います。
卒業制作はこちらのページにまとめています。
4年次
ブランディング・デザイン
の研究

ブランディングとはネーミングからスタートし、時間をかけて人に認知され、最終的には顧客との信頼関係を生む重要な役割を持っています。授業では商品やショップのブランディングなど、それぞれのブランド計画を立案し、そこに関わるブランディングの特性、デザインの役割を研究します。ブランド計画を立案することによって、表層的なデザインだけではなく、あらゆる角度からブランドイメージを伝える戦略的なデザインを学びます。

担当教員
粟辻美早
4年次
情報の研究

情報伝達についてヴィジュアルデザインの立場から研究します。
「見えないこ」とを「見える」ようにして、ビジュアルコミュニケーションの可能性を探ります。
既存の作品形態や媒体にとらわれず、個々の知恵とオリジナティーで、デザインと言う立場から社会に対してブレークスルーを提示します。

担当教員
淺野晃成
4年次
自分の特性の研究

今まで制作・経験してきたことを総括し、自分の特性・好き、を絞り、そこを磨きのばしていく自分研究です。
自分はこんなことが好き・得意を自覚して、それを広い意味でのデザインとして、自分の大切な考えをかすかなメッセージにして作品と対峙した他になにかを感じてもらいたい。
丁寧に時間をかけて制作し、その制作過程も作品だと感じられるような時間を過ごしてもらいます。

担当教員
能見英子
4年次
グラフィックデザインの
研究


ひと言でグラフィックデザインと呼ぶものの、その領域は文字、サイン、エディトリアル、パッケージ、広告、webなど、簡単に全てを挙げることが出来ないほど様々な領域に及びます。この授業ではあらためて「グラフィックデザインとは?」という根本的な問いに対し、作品制作を通じてその答を探り、自分自身の「言葉と作品」で答える機会としたいです。

担当教員
松山智一
4年次
タイポグラフィの研究

興味のある事柄(思考)・モノなどありとあらゆる事象(思考)対象に、ヴィジュアルコミニケーションに挑みます。
最終的に多岐にわたるグラフィックデザイン・企画書を作成し、表現しようとした事象を客観的に検証します。
コミュニケーションを成立するため、自己の表現と向き合う事が重要です。

担当教員
林規章
4年次
「伝える」の研究

1. 「伝える」からイメージされることは何ですか。それをきっかけに、あなたならどんなことをしますか。
2. イラストレーションって何ですか。与えられた題材や目的のために、媒体を通して表現することと、そういう制約なしに発想し自由に表現することに違いはありますか。
3. デザインって何ですか。
この3つの問いかけから、自身で感じたことを通して、一般論ではない各人の答えを探ってください。
ここは、自分で考え発見していく場です。
試し実験することによって、 「伝える」について掘り下げ、核心に近づくことが目標です。

担当教員
川原真由美