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版画コース 大学院カリキュラム

大学院 修士1年次
版画創作研究 I

専攻する版種は原則として入学時に決め、各自研究課題を設定し、それに基づいて制作を行う。基本的に大学での研究の上に立脚し、各自の版画表現の造形思考を模索するととに、創作における客観的検証をする。また積極的に展示発表をすることを心掛ける。
創作研究においては、自主的に創作を行い適宜質問を受け、それに対応する。


版画表現技法演習

大学院に於いては、よる独自の表現方法の集約、又は拡大を狙うつもりで制作に励んでほしい。今世紀に入って『芸術とは何か?』という問いが急激に広がって来た。表現方法も拡大し続けている。版画という限られた表現ではあるが、それを深く問いつめることにより、新たなものが得られるのではないか。技法だけでなく、現代の表現として、また個人の表現としてどうあるべきか、各自の体験を基にした表現方法を見いだしていこうというのが本演習の狙いである。


版画材料・技法演習

《前期》凸版木版画技法以外の木版画技法の研究と習得を目的とし、各自の版画表現方法の領域の拡大に役立たせるとともに、必要な材料・技法を考案する基礎力を身につける。授業は?木版凹版が技法の研究?顔料を使用した水性インクの作成の2つにより構成する。

《後期》現在の版画は、多様性から拡散へと行き着いたかにみえる。版画という領域の存在を問いただす柔軟な思考力を養うとともに、自身の作品によってより必然性のある技法を模索するのが目的である。版を利用したドローイング作品を制作、完成するに至る過程で、各自の版画に応用できる新たな表現方法を見つけ出してほしい。

大学院 修士2年次
版画創作研究 II

「版画創作研究 I」の研究に基づき、表現技法、材料技法研究の成果を含めて、各自の版表現を確立すべき研究をする。適宜、内外の展覧会等に出品するよう心掛ける。現代の多様化するメディアを考慮しながら、現代の美術において各自のアイデンティティを確立し、同質化ではなく異質なものとして渡り合える、国際的に通用する日本独特の表現や技術をも視野にいれた創作研究を行う。
2年間を通して研究した課題をレポート、修了作品としてまとめ、修了作品展として発表を行う。


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