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グランド

グランドの作り方

材料

  • アスファルト 450g(一箱) 耐酸性◎、固着性△ 量が少ないと描画時にでるカスが払いにくい。
  • ブルガンジーピッチ 250g 耐酸性○、固着性○ 松脂を用いることもある。ただし、松脂同士の結合が強いので描画時にパリパリはがれやすくなる。
  • 乳香 250g+不純物(木屑)分15g=265g 耐酸性×、固着力◎量が多いとかたいグランドになり、磨いでいないニードルでは滑ってしまって描きづらい。
  • 密鑞 500g 可塑性◎

*必ず腐蝕室の中等の換気の良い場所で作ること。
*鍋を火をかけている時は必ず鍋のふたを手元においておくこと。(鍋から火がふいた場合、ふたをして消火するため)

1
アスファルトを鍋に入れ、強火で完全に溶かす。

結構時間がかかるが、焦らずにしっかり溶かす。溶けると表面にゆっくり『の』が書ける位の粘度になる。

2
ブルガンジーピッチを加える。

大量の煙が出るが、溶けるにしたがっておさまってくる。 粘度は多少さがり表面に半円がかけるくらいになる。
3
乳香を加える。溶けるとやや甘い香りになり、(1)と同じくらいの粘度で、ややざらついた感触になる。
4
密鑞を加える。

よく撹拌しながらとかす。完全に溶けると細かい泡が湧いてきて、液面が3?位あがってきたら(だいたい密鑞を加えて7-8分でこの状態になる。)


火を中火程度に弱める。

*あまり液面があがり過ぎると火を弱めても液面が下がらずふきこぼれてしまう。もしもふきこぼれた場合は、引火しやすいのですみやかに火を消すこと。密鑞を加えてから30分位煮る。


煙が出だしたら火を止め

液面に細かい泡が出てこなくなるまで撹拌する。
5
型にホイルを敷き

道具をセットする。


鍋の中身を熱いうちに型にこし入れ

そのままの状態で十分に冷ます。

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