入試情報

デザイン・工芸学科 ヴィジュアルデザイン専攻 DEPARTMENT OF DESIGN AND CRAFTS CONCENTRATION IN VISUAL DESIGN

幅広い分野のスキルを学び、ヴィジュアルコミュニケーションの可能性を探る。
グラフィックデザイン(新聞広告、雑誌広告、ポスターなど
平面的な印刷物)を中心に、タイポグラフィ、写真、イラストレーション、
映像や新しいデジタル手法まで、幅広い分野のスキルを学びながら、
デジタル環境の変化により多様化する時代の中で、
的確で新鮮なヴィジュアルコミュニケーションの可能性を探ります。
社会の中でコミュニケーションする上で、「ヴィジュアル」とはとても有効かつ豊かな手段です。
ヴィジュアルデザイン専攻では、これらを習得する過程で「考えること」からすべてがスタートします。 その上で、平面的なグラフィックデザインを中心に、より精度の高いヴィジュアルデザインの習得を目指します。タイポグラフィ、写真、イラストレーション、映像や新しいデジタル表現まで、各専門表現を追究しながら、自らのクリエイションを模索します。
育成するのは、ヴィジュアルデザインが多様化する現代に対応し、時代の息づかいを敏感に吸収し、自ら参加して時代を切り開くことのできるクリエイター。日常生活や社会の中からテーマを見出し、グラフィックデザイン、広告、パッケージデザイン、エディトリアルデザインをはじめ、TVCM、Webコンテンツ、アニメーション、キャラクターデザインなどを駆使して企画、制作する総合的なアートディレクションを学びます。
Curriculum カリキュラムメディア ヴィジュアルデザイン専攻
1年次

各デザイン分野(平面的分野に限定しない)に共通する基礎を学びます。
2年次

ヴィジュアルデザインに必要なスキルを学び、より専門的な基礎を習得します。
3年次
これまでに習得したデザインの基礎知識を応用、展開してオリジナリティのある作品およびヴィジュアルデザインの可能性を追究します。
4年次
4年間の集大成としての卒業制作を、各自がテーマを設定し、各ゼミに分かれて制作します。
After Graduate 卒業後の進路 ヴィジュアルデザイン専攻
広告代理店、広告制作会社、プロダクション、出版社、新聞社、放送局、企業(インハウス・デザイナー)、イラストレーター、フォトグラファー、Webデザイナーなど。

デザイン・工芸学科 プロダクトデザイン専攻 DEPARTMENT OF DESIGN AND CRAFTS CONCENTRATION IN PRODUCT DESIGN

インテリアから文具まで、製品の発想・創造・提案を通して柔軟なデザイン力を身につける。
価値観の多様化に伴い“高い感性”が問われる今、
女性のきめ細やかな感覚とこだわりがデザインに求められます。
本専攻は、家具・インテリア雑貨・文具・アクセサリー・インターフェイス・遊び・暮らし等の製品や企画のデザインを学び、
「考える」発想力・「創る」技術力・「伝える」表現力を実技・演習・講義を通して高め、柔軟なデザイン力を身に付けます。
プロダクトデザインとは、「ヒト(人)」と「モノ(物)」との関係において、その背景にある事象「コト(生活・環境)」を考え、「モノ(形態・道具)」を創る、デザインです。その“デザイン”の基本は、手を使ってモノを想い・考え、コトを発想・考察し、またモノを創り、提案する作業です。
現在、私たちの社会・生活の中には多くの「モノ」が満ち溢れています。新しくよい「モノ」を創造・提案するためには、「ヒト」の感性や生活や環境を充分観察・考察し、機能(用)と造形(美)の関係や意味を熟慮し、発想・創造していく姿勢が必要とされています。
本専攻では、学内外での社会的な実体験を通して、プロダクトデザイン本来の意味を理解し、それに不可欠な「考える」発想力、「創る」技術力、そして、それを人に「伝える」表現力を学び、各自の個性・美意識を高め、個々のデザイン能力の完成を目指します。
Curriculum カリキュラムメディア プロダクトデザイン専攻
1年次
【体験からの発見】 立体・平面・空間・工芸の造形とデザインの基礎を、プロダクトデザイン基礎演習、デザイン・工芸選択実技、図法、CG演習Ⅰなど、多角的な実技・演習を通じ、体験・習得します。
2年次
【モノとコトを知る】 素材に触れる実技課題を基本とし、概論、デザイン史、レンダリング・CG演習Ⅱなど、「モノとコト」の本質を知るために必要な、専門知識や技術を体験・習得します。
3年次
【発想からの創造】 さまざまな製品デザインの実技課題を通じ、幅広いデザイン力を身につけていきます。魅力ある提案に向け、造形力を鍛え、多種のプロジェクトなどを通じ、レベルの高い発想力を習得します。
4年次
【社会性と個のデザイン力の確認】 社会に視点を向け、自己の個性・デザイン力を再認識し、卒業制作では、4年間の集大成として、問題を発見・提起し、魅力ある創造・提案に挑戦します。
After Graduate 卒業後の進路 プロダクトデザイン専攻
プロダクトデザイナー、プランナー、クリエイター、デザイン事務所、各種工業製品(家電、家具、自動車、照明、衛生、文具、おもちゃ・キッズ用品、食品、伝統工芸品、雑貨・家庭用品など)メーカーでのデザイン部門、CAD関連のIT企業など。

デザイン・工芸学科 環境デザイン専攻 DEPARTMENT OF DESIGN AND CRAFTS CONCENTRATION IN ENVIRONMENTAL DESIGN

インテリアから街並・景観まで、身体を取り囲むあらゆる空間の企画・デザインを学ぶ。
身体を取り囲むあらゆる外部・内部空間の企画・デザインの
習得を目的としています。具体的には、家具・ディスプレイデザインから、
ショップや住宅・美術館など公共施設のインテリア・建築デザイン、
公園・庭園などの景観や街並などの都市デザインまでの企画・デザイン・コーディネーションを学びます。
1年次では、女子美デザイン学科の従来からの特徴である、幅広いデザイン領域からの基礎知識の習得に加え、伝統的な工芸領域の基礎知識の習得のための課題の中から選択し学習ができます。ボーダレス化の進む現代社会において、国際的な価値観と多様性を持った先端的なクリエイターの育成を目的にしています。
2年次では、環境デザインにおいて共通に必要な専門的な知識と技能を習得します。
3・4年次では、美大生としての感性を生かしたクリエイターを目指す学生のための授業と、建築士などの資格取得を目指す学生のための授業の両方が開設されています。学生は、自らの志望にあったカリキュラムを自由に計画し、環境デザインの専門性を深めていくことができ、他美大や工学系大学にはない自由度があります。
夢の実現を目指し、広い視野から物事を探究する力やプレゼンテーション能力を磨くと同時に、企業研修など社会で働くための実践力も身につけます。建築士などの受験資格は、卒業要件単位内で取得できます。
Curriculum カリキュラムメディア 環境デザイン専攻
1年次
デザイン3専攻(ヴィジュアル・プロダクト・環境)および工芸専攻の中から自由に選択し、基礎的な知識と技能が習得できる授業です。
2年次
環境デザインの専門基礎授業です。家具・ディスプレイ・ショップインテリア・庭・小広場など内部・外部空間のデザインを、さまざまな材料知識の習得とともに学びます。
3年次
広い環境デザインの領域の中から、自らの志望にあったカリキュラムを計画し、専門性を深めます。住宅系・商業系・街路・景観など外部空間系のデザインをします。企業研修を実施します。
4年次
前期は、美術館など公共施設・公共外部空間系のデザインをします。後期はテーマを自由に選択し卒業制作をします。専門領域の研究室でのゼミ形式授業です。
After Graduate 卒業後の進路 環境デザイン専攻
家具デザイナー、照明デザイナー、ディスプレイデザイナー、インテリアデザイナー、インテリアコーディネーター、建築デザイナー、ガーデンデザイナー、景観デザイナー、都市デザイナー、教員、研究者など。

デザイン・工芸学科 工芸専攻 DEPARTMENT OF DESIGN AND CRAFTS CONCENTRATION IN CRAFTS

伝統工芸から現代アートまで、時代に即した創作への発想力と表現力を身につける。
工芸は、人々の心や生活を豊かにするための造形芸術。
学生は技術と知識を習得し、伝統工芸から現代アートまで、
時代に即した創作への発想力と表現力を身につけます。
多彩な5分野 〈染・織・刺繍・陶・ガラス〉を創作の対象とし、
段階的に専門に分かれて学ぶことにより、自由で新しい表現活動を展開します。
工芸は、感性と技、意思により、素材の特徴を生かして作り出される創作です。美術とデザインの両領域にまたがり、その表現や解釈は多様で、将来ますます発展していく可能性を持っています。
工芸専攻では、工芸とデザインの双方を学ぶことで、手仕事と機械生産の可能性と限界を考察し、柔軟な考えのもとに新たな創作を開拓できる作家・デザイナーなどの育成を目指します。学生は技術と知識を習得し、時代に即した作品を作るための発想力と表現力を身につけます。また自らの手で根気よくものを作り上げていくことの大切さを学びながら、豊かな感性を育んでいきます。1年次で染・織・刺繍・陶・ガラスの5つの素材と技法を体験し、2年次で「テキスタイル(染・織・刺繍)コース」または「陶・ガラスコース」のどちらかを選択し、素材の可能性を探りながら技術を習得します。さらに3年次で専門に分かれて学びます。このような段階的なカリキュラムと、コースを超えて学べる体制により、自由で新しい表現を追究します。
Curriculum カリキュラムメディア 工芸専攻
1年次
5つの分野 〈染・織・刺繍・陶・ガラス〉 で扱う素材に触れ、その特性を理解します。一貫した制作工程により基礎となる技術力を習得。また「CG演習」でポートフォリオ制作を学びます。
2年次
「テキスタイルコース」または「陶・ガラスコース」のいずれかを選択。専門的な知識と技術を習得し、各自の創作活動を展開。また材料学などの理論を学び、扱う素材の知識を深めます。
3年次
2年次で学んだコースの中から、各自の創作目的に応じ、さらに専門分野へ進みます。発想力を磨き個性豊かな作品を目指します。またプレゼンテーション演習を通して作品発表の方法を学びます。
4年次
これまで培った知識と技術、そして表現力を発揮して、卒業制作に取り組みます。各自のテーマを明確にすることで、将来の創作活動へとつないでいきます。
After Graduate 卒業後の進路 工芸専攻
デザイナー(テキスタイル、ジュエリー、ファッション、プロダクト、ディスプレイ、舞台衣装、インテリア雑貨)、染織作家、刺繍作家、陶芸家、ガラス造形作家、工房インストラクター、舞台美術関係、保存修復家、商品企画、プランナー、教員、進学(大学院、留学)など。