入試情報

アート・デザイン表現学科 メディア表現領域 DEPARTMENT OF CROSS-DISCIPLINARY ART AND DESIGN FIELD OF MEDIA ARTS

先端テクノロジーを活用し、心に響く温かいメディア表現を追究。
先端テクノロジーを女性の感性と優しさで活用し、
時代に即したメディアデザインやメディアアートの新しい表現を
追究していきます。物語性のあるアニメーション、ゲーム、キャラクターや
広告デザイン、映像、ネットコンテンツ、インタラクティブアートなど斬新なコンテンツ制作を
実践的に学び、提案していきます。
創造性が価値を生み出す次世代では、人の心に響く温かいメディア表現が必要とされます。メディア表現領域では、時代を敏感に感じ先端テクノロジーを女性の感性と優しさで活用することができるメディアクリエイターを育成します。メディアクリエイターとは、物語性のあるアニメーション、キャラクターデザイン、ゲームなどのコンテンツ作り、広告デザインや映像制作ができる「メディアデザイナー」と、先端テクノロジーを用いたインタラクティブな作品やアートアニメーションなど自らのアート表現を追究する「メディアアーティスト」を指します。企業や研究所と連携した現実のプロジェクトでの実践的な経験を通して社会で求められるクリエイティビティを理解し、発想や理論を重視した個人のクリエイティブな表現活動を追究しながら、自分自身のスキルを身につけていきます。国際社会の中でグローバルに活躍できるメディアクリエイターとして次世代のアートとデザインをリードする斬新な表現を発信していきます。
Curriculum カリキュラムメディア メディア表現領域
1年次
コミュニケーションデザイン、実写を中心とした映像、スケール感を理解する空間などメディア表現の基礎を習得するとともに、アートデザイン表現の基礎として描画や立体も学びます。
2年次
ストーリーを重視したアニメーション、サウンド、キャラクター、Web、広告デザイン、 インタラクティブ表現の基礎や、マネジメント、プロデュース、演出などの理論を学びます。
3年次
プロジェクトを通してコラボレーション手法を身につけ、実社会で必要な知的財産について理解します。メディアデザイン、メディアアート表現を理論と実践で深く追究していきます。
4年次
発想を重視したメディアデザインの企画や表現、独創的なメディアアート作品制作など各自のオリジナル表現を追究します。さまざまな表現手法を融合しテーマを設定した卒業制作を行います。
After Graduate 卒業後の進路 メディア表現領域
コンテンツクリエイター、アニメーション制作者、キャラクターデザイナー、CGデザイナー、イラストレーター、映像クリエイター、ゲームデザイナー、グラフィックデザイナー、Webデザイナー、広告デザイナー、アニメーション作家、メディアアーティスト、教員など。

アート・デザイン表現学科 ヒーリング表現領域 DEPARTMENT OF CROSS-DISCIPLINARY ART AND DESIGN FIELD OF ART AND DESIGN FOR HEALING

現代社会に求められる癒しを目的としたアートとデザインを追究。
現代社会で必要とされる癒しについて、実技と理論を通して考え、
新たな提案をしていきます。キャラクターデザイン、絵本、ぬいぐるみ、
玩具、壁画などの作品制作や空間デザイン、ワークショップ、プロジェクトの
体験を通して、ヒーリング(癒し)を目的としたアートとデザインの表現を追究していきます。
女子美術大学では1992年から、病院の小児病棟や介護福祉施設を中心に、アートの設置による心の安らぐ空間づくりを目的としたヒーリング・アート(癒しの芸術)プロジェクトに取り組んできました。このような社会貢献を目的とした表現活動をさらに発展させ、より広い視野から専門性を深め、「社会が求めるヒーリング(癒し)とは何か」をアートとデザインそれぞれの視点で捉え、創作と理論の両面から探究していくのがヒーリング表現領域です。
現代のストレス社会で求められている「ヒーリング」をテーマに、アートとデザインは社会とどのように関わり、役立てることができるのかを、キャラクターデザイン、絵本創作、コンピュータグラフィック、絵画、壁画、玩具・遊具のデザイン、パペット、ぬいぐるみなどの作品制作や空間デザイン、ワークショップ、プロジェクトを通して考えていきます。そして医療機関、介護施設やさまざまな公共機関、企業などとのコラボレーションによる社会への提案と研究開発を積極的に進めていきます。 ヒーリングや福祉を目的としながら、アート・デザインにおける各自の得意な表現を生かした質の高い創作ができる人材と、医療・福祉空間、様々な公共空間でのヒーリング・アートのコーディネートができる企画力を持った人材の社会への輩出をはかっていきます。
Curriculum カリキュラムメディア メディア表現領域
1年次
あらゆる表現の根源となる描写表現と平面素材・立体素材の表現、キャラクター表現の基礎を徹底して学び、ワークショップから、コミュニケーション能力と問題解決の手法を学びます。
2年次
空間デザイン、コンピュータグラフィック、壁画技法、絵本創作の基礎、装丁技法の実技からヒーリング表現を学び、癒しの文化、キャラクター文化、絵本芸術論、芸術療法などの理論も学びます。
3年次
プロジェクトにより社会との連携を学びます。グラフィック表現(キャラクター、絵本、壁画制作)と立体表現(形態表現、子どもの道具のデザイン、ぬいぐるみ)の専門実技と理論を選択します。
4年次
前期はグラフィック表現と立体・空間表現・ユニバーサルデザインの専門実技を各自選択して研究を深め、プレゼンテーション能力を高める発表会を重ね、後期は卒業制作に取り組みます。
After Graduate 卒業後の進路 メディア表現領域
ヒーリング表現に関する絵本作家、キャラクターデザイナー、イラストレーター、CGデザイナー、玩具デザイナー、 ぬいぐるみ作家、空間デザイナーや壁画制作のアーティスト、医療・福祉空間でのアートコーディネーター、教員など。

アート・デザイン表現学科 ファッションテキスタイル表現領域 DEPARTMENT OF CROSS-DISCIPLINARY ART AND DESIGN FIELD OF FASHION, PERFORMANCE AND TEXTILE

理論と実技の両面から社会に求められる衣服と素材のあり方を学ぶ。
現代の人々に必要とされるファッションとテキスタイルの知識や技術を
学ぶとともに、女性ならではの視点を生かしたデザインやアート、コスチューム、
プロダクト、テキスタイルプリント、バッグ、グッズなどの制作を行います。
素材の栽培から作品につなげる制作活動や地域社会と協働で行うアートワークショップ、
企業と行うデザインプロジェクトを実践します。
これらの学びや体験を通してファッションテキスタイルのアートとデザインを追究していきます。
本学では1900年の開校以来一貫して服飾教育を行い、確固とした技術を次の世代へと伝えてきました。109年の歴史のなかで表現手段や形態は変わっても、社会との繋がりを重視した教育を目指してきました。産官学が連携した活動やプロジェクト型の活動を積極的に取り入れたカリキュラムを用意しています。そして「ファッション=衣服」と「テキスタイル=素材」に関しての専門性を、理論と実技の両面から深め、アートとデザインの視点から作品制作を行い、
「住んでいる環境を考えた衣服と素材」
「生活空間を豊かな気持ちにしてくれる衣服と素材」
「人にやさしいデザインの衣服と素材」
「子どもから高齢者に対してやさしい衣服と素材」
「よりよい機能を求めた衣服と素材」
「からだや心に響く色や柄を追求した衣服と素材」
など、さまざまな角度から社会に提案していく表現領域です。
Curriculum カリキュラムメディア ファッションテキスタイル表現領域
1年次
植物や食材から染める技法を習得し、テキスタイルデザインから制作までを実施。デザインした布を用いてスカート・シャツの設計・製図を学び、衣服制作へとつなげます。
2年次
シルクスクリーンの技法を習得し、テキスタイルデザインから制作までを実施。デザインした布を用いて空間や場と衣服の関係を考慮したワンピースの制作や身体表現やパフォーマンスなどを取り入れた効果的な発表を行います。
3年次
アートとデザインのいずれかを選択し、課題を実施。コンセプトから企画立案し、ジャケット・コートを制作するとともに、効果的な作品発表をするための演出・構成についても学びます。
4年次
3年次に続き、アートとデザインそれぞれの視点から、社会と衣服の関係や衣服の社会貢献をテーマに課題を実施。後期は4年間の集大成として独自性ある作品の制作を行います。
After Graduate 卒業後の進路 ファッションテキスタイル表現領域
ファッションやテキスタイルの分野で活躍できる人材の育成を目的とする。デザイナー(ファッション、テキスタイル、ファッションプロダクト、コスチューム、インテリア、ジュエリー、雑貨、バッグ・シューズなど)、クリエイター、プランナー、マーチャンダイザーなど。また、アーティスト、キュレーター、教育者、研究者の育成を行う。

アート・デザイン表現学科 アートプロデュース表現領域 DEPARTMENT OF CROSS-DISCIPLINARY ART AND DESIGN FIELD OF ART PRODUCE

美術、音楽、映像など、さまざまな領域のアートを世界に発信する技術を学ぶ。
アートプロデュース表現領域は、美術を中心に、音楽、演劇、映像など、
「見る」側の立場に立って、さまざまなアートプロデュースの基礎を学びます。
アーティストが生み出す優れた作品を広く世界に発信し、「人間」の幸福につながる、
アートによる「社会貢献」の可能性を、理論と実践を通して追究していきます。
アートはアーティストが「作品」を作るだけでは成立しません。なぜなら、それを受け止める「観客」がいて、はじめてそのすばらしさが姿を現わす世界だからです。そして、その「観客」も老若男女、さまざまな背景とそれぞれの人生をもって、そのアーティストの「作品」と出会おうとするのです。
アートプロデュース表現領域では、「展覧会」という言葉の意味を、単に「絵を飾る」場所としてではなく、私たちの五感に呼応した総合的な人間の場として捉え、美術を中心に、音楽、演劇、映像といった表現を立体的につなげ、広く社会に開いていく技術を、実践を通して学んでいきます。美術作品を見ることも大好きで、同じように音楽を聴くことが大好きな人は、どうしたらその2つの表現を結びつけ、もっと大きな喜びに変えていくことができるのかを考える。子どもが大好きな人なら、子どもたちが楽しくて毎日遊びに行きたくなるような美術館とはどんな美術館なのかを考える。そうした自由な発想を大切にしながら、最終的に総合的なアートイベントを実現させ、アートプロデューサー、キュレーター、ファシリテーターとなる、その基礎を体得することを目標とします。
Curriculum カリキュラムメディア アートプロデュース表現領域
1年次
まず、アート・デザイン表現学科共通の基礎となる理論と実習を学びます。併せて、アートプロデュース領域の根幹をなす、ミュージアムスタディとアートプロデュースの基礎理論を学びます。
2年次
美術、音楽、演劇、映像の、アートプロデュースに関わる、さまざまな基礎的演習を学びます。パントマイムによる身体表現の演習もあり、心と体の解放を目指します。
3年次
2年次に学んだ理論と実践をさらに深めます。「音楽プロデュース演習Ⅱ」ではジャズを中心に、改めて音楽の楽しさを学びます。
4年次
3年次までに学んだ理論と実践を踏まえ、総合的なアートイベントを企画します。
After Graduate 卒業後の進路 アートプロデュース表現領域
美術館学芸員(キュレーター)、アートプロデューサー、アートディレクター、デザイナー、音楽関係企業、映画関係企業、学校教員、編集者など。