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木版画


印刷技術の中では最も古くからの歴史があります。

木材を使用して版になる部分(文字・図柄)を彫り残し、その面にインクを乗せ紙に刷り採る技法。凸版。

板目木版、木口木版、水性インク刷り、油性インク刷りなどの技法があります。

気候の関係(湿度の違い)でアジアでは板目木材を使った水性刷りが主流となり、ヨーロッパでは板目・木口の版材を使った油性刷りが発達しました。特に日本では18世紀に浮世絵版画として、水性板目木版が発展し隆盛を極めました。

明治・大正時代に登場した創作版画では、板目木版画は刀のタッチや色面を生かした表現が中心であったが、現在では凹版刷りや写真原稿を使用する技法も開発されています。

刷りで使用する道具の種類も、時代の流れと共にバレン、プレス機、ベアリングバレンと豊富になってきており、同時に刷りによる表現の幅も広がってきています。

ブラシ

水性木版技法