展覧会に先駆け、2013年8月に「バティックを染める」というワークショップを行いました。対象者は本学の学生で、ワークショップの内容から染色経験者に限りました。バティック作家・伊藤ふさ美氏の指導の下、インドネシアの民族衣装の一つであるバティックのサロンを制作しました。
学生たちは、事前説明会の際にあらかじめチャップという型で伝統模様を下染した布(約220×112cm)の中から好きなものを選び、下染された模様に組み合わせたデザイン案を作成。チャンチンという線描きの道具を使って考えてきたデザインをロウ描きし、染色、脱ロウを行い2日間でサロンを仕上げました。
このワークショップで制作した作品は本展にて紹介しております。伝統的なバティックの模様に学生たちの若さあふれるデザインが加わり、従来のバティックとは違ったイメージに仕上がりました。新たなバティックの世界をお楽しみください。 

 

企 画
須藤 良子(女子美術大学美術館)  
開催日 事前説明会:2013年7月10日(水)  
制作:2013年8月7日(水)・8日(木)
参加学生 14名
バティック指導 伊藤 ふさ美(バティック作家 女子美術短期大学卒業)
染色指導 荒 姿寿(芸術学部デザイン・工芸学科工芸専攻助教)
加藤 美佐子(芸術学部デザイン・工芸学科工芸専攻助手)
協 力 芸術学部デザイン・工芸学科工芸専攻研究室
短期大学部造形学科デザインコース創造デザイン テキスタイル研究室
   
ワークショップの様子