本取組は、初等・中等教育機関、企業等と本学のリエゾン(連携)により、学生達がキャリア形成を通し社会・地域等との関係性を育む実践プログラムである。 アートツールとして使用する美術大学の作品ファイルを、一般大学の学生の自分史、自己表現のメディアへ汎用化する試みでもある。 本学は学生の表現活動の範囲拡大を目的に全学で作品ポートフォリオ制作に取組み、学生自身の社会性獲得を実現する。 手始めに、学生の学習履歴を記録しキャリア形成を支援する電子ツールを開発し、実物と電子のキャリアポートフォリオとして学生の人間的成長の足跡を残し、教職員、卒業生、企業人との豊かな交流を促す。 またキャリアポートフォリオを学生のピアサポートに用い、卒業後の表現者の揺籃期と、さらにそれ以降を継続支援する卒業生サポートのデータベースとしてアーティストアーカイブスに進化・発展させ、学生が社会へ繋がるリエゾン型キャリア形成支援を展開する。