■概要 通常、学生は授業で作品を制作し、その成果を作品集=「ポートフォリオ」という形でまとめる。 本取組では、ICT技術を活用し、学生と教員が双方で学習・制作履歴を記録・閲覧可能とする「電子・学習ポートフォリオ」を作成。それらは学年の進行に伴って、学生の作品制作の歩みや作風を示す「電子・キャリアポートフォリオ」に発展する。 学生は、ポートフォリオの中で、自己の個性を表現する。「電子・キャリアポートフォリオ」のシステムでは、学外より協力企業の人事担当者や本学卒業生にアクセス用IDを発行、作品アドバイスを得ることができる。 さらにそれは卒業生の作家を紹介する「アーティスト・アーカイブス」に進化し一般公開され、学生の良き目標となる。 この3つのネットワークシステムの連携によって、在学中はもちろん将来に渡ってのキャリア支援が可能となる。
■システム構成
■成果 Webによる情報発信により、本プログラムを国内のみならず、海外の大学に情報発信し、本補助事業の公表・普及につなげることができた。 学内で大型ディスプレイを設置しデモンストレーションを行ったことで、本取組みについて学生間の周知度が上がり、ワークショップ等へ幅広い学科からの参加につながった。 学生は平常授業において主に紙媒体の作品ポートフォリオを制作しているが、新たにポートフォリオの電子化という表現の可能性を知ったことで、ポートフォリオ制作に対する意識や意欲が高まった。