タ イ ポ グ ラ フ ィ ・ タ イ プ フ ェ イ ス の い ま。
デ ジ タ ル 時 代 の 印 刷 文 字
参 加 者 プ ロ フ ィ ー ル
 
展覧会・シンポジウムに参加していただく方々のプロフィールです。
敬称略・50音順
伊勢克也(いせ かつや)
女子美術大学教授
グラフィックデザイン
1960年 岩手県生。1984年 第5回日本グラフィック展大賞。
1986年 東京芸術大学大学院美術研究科修士過程修了後、フリーランスの作家として活動。
1993年 東京タイポディレクターズクラブ年鑑、会員の部銀賞。
現在、女子美術大学教授、短期大学教務部長・広報部長。
臼田捷治(うすだ しょうじ)
デザイン評論
1943年 長野県生。早稲田大学第一文学部卒業後、編集の仕事に従事、美術出版社「デザイン」誌 編集長などをつとめる。現在は、「タイポグラフィ」と「書」を中心とした文字文化、装禎などのグラフイックデザインの分野を中心に執筆活動を行っている。主な著書に、『装禎時代』(晶文社)『現代装禎』(美学出版)『装幀列伝』(平凡社新書)。編集協力に『日本のタイポグラフイック・デザイン1925-95』(トランス・アート)など。
柏木 博(かしわぎ ひろし)
武蔵野美術大学教授
デザイン評論
1946年生。武蔵野美術大学造形学部卒。プロダクトやグラフイズム、建築を軸として、人間の欲望、知的な思考、さらには、政治体制や権力の様相を論じ、現代社会を彩るさまざまな「デザイン」を通じて、日本の文化状況に新しい視野を提示した。 『日用品のデザイン思想』『肖像のなかの権力』等多数の著作がある。
東京造形大学を経て、武蔵野美術大学教授。
桑山弥三郎(くわやま やさぶろう)
桑山書体デザイン室主宰
タイポス
タイポス
  オールマイティ

1938年新潟県柏崎生。グループ・タイポ同人。武蔵野美術学校在学時に、同級の伊藤勝一、林隆男、長田克巳とともに、グループ・タイポを結成。1962年「タイポス37・411」が、株式会社写真植字機研究所から発売され、「タイプフェイスデザイナーによる、最初に実用化された新書体」として大きな反響を呼んだ。以降、多くの書体、ロゴマーク等を設計。
小泉 均(こいずみ ひとし)
長岡造形大学教授
グラフィックデザイン
1958年 東京生 。千葉大学工学部画像工学科卒業後、森啓デザイン研究室を経て1985年ユニバースタジオ設立。1990年より、スイス、バーゼルAGS応用印刷デザイン科で4年ワインガルトに師事。帰国後、国内外でデザイン教育に従事。現在、長岡造形大学視覚デザイン学科教授。桑沢デザイン研究所夜間部講師。著作に『タイポグラフィの読み方』(美術出版社)がある。
小塚昌彦(こずか まさひこ)
タイプディレクター、書体設計
毎日新聞社/モリサワ/アドビ・システムズのディレクターを務める。
小塚明朝
小塚ゴシック
1929年東京生。1947年 毎日新聞社入社、1950年より、「毎日新聞」の多くの活字書体開発に携わる。
1970年以降、毎日新聞CTSデジタルフォントのデザイン開発を担当。1985年より株式会社モリサワにおいて、タイプデザインデイレクターとして、主要書体の開発に携わる。1992年アドビシステムズ株式会社に入社、日本語タイプデイレクターとして、アドビオリジナルの和文書体「小塚明朝」「小塚ゴシック」を制作・開発。
後藤吉郎(ごとう よしろう)
武蔵野美術大学教授
グラフィックデザイン
1948年 岐阜県生。武蔵野美術大学卒業後、 London College of Printing, MPD course (イギリス)へ留学。卒業研究は、[Typeface Design of Edward Johnston]。1982年 Total Design(オランダ)、British Railways Board(イギリス)勤務。 1991〜93年(財)日本規格協会、書体分類調査委員会委員長。現在、武蔵野美術大学視覚デザイン学科教授。
小宮山博史(こみやま ひろし)
佐藤タイポグラフィ研究所代表
11943年東京生まれ。国学院大学文学部卒業後、佐藤敬之輔に師事し、没後研究所を引き継ぎ、書体デザインと19世紀明朝体活字開発史研究を活動の柱として現在に至る。リョービイマジクス株式会社の写植用書体・平成明朝体、ダイナラブ株式会社の各種書体、中華民国国立自然科学博物館ディスプレイ用明朝体、多言語書体の混植を目的とするIDEXチベット語書体に携わる。
『明朝体活字字形一覧』(文化庁)など著作多数。
小山壽久(こやま としひさ)
グラフィックデザイン
小山デザイン研究室主宰
多摩美術大学講師
1953年生 。1973年多摩美術大学卒業後、株式会社写研入社。18年間勤務。1999年 小山デザイン研究室設立、現在に到る。2002年 株式会社ドキュメント・エンジニアリング研究所取締役を兼務。写研在職中、低解像度・高解像度ビットマップフォント、高品質アウトラインフォントなどのデジタルフォントの制作に携わる。この間、各種の低解像度のビットマップフォント約10万字を制作。多摩美術大学講師。
篠原榮太(しのはら えいた)
日本タイポグラフィ協会理事長、書体設計。

1955年TBSテレビ開局でタイトルデザイナーとして入局。報道、ドラマ、音楽番組などのタイトルデザイン、参院選などの速報用ドット文字デザインを制作。
1963年タイトルデザインで日本民間放送連盟優秀賞。その他、NAAC展日本タイポグラフイ協会賞、橋田賞など受賞多数。
タイプフェイス「篠」「新隷書体」を設計。
現在、NPO法人日本タイポグラフイ協会理事長。
ヘルムート・シュミット(Helmut Schmid)
グラフィックデザイン
1942年 オーストリアに生まれる。KunstGewerbeschule Basel(スイス)において、Emil Ruder に師事。
[ポカリスエット]のロゴタイプなど、大阪を中心にタイポグラフイックな作品の制作を、また詩情溢れた絵本の制作などをおこなっている。著作に『タイポグラフィ トゥデイ』(誠文堂新光社)、『the road to Basel』(朗文堂)、『Hats for Jizo』(朗文堂)など。
ヘルムート氏は事情によりシンポジウムへの参加ができなくなりました。氏の論考は、 『図録』に収録しておりますので、そちらをご参照ください。
鳥海 修(とりのうみ おさむ)
字游工房代表、書体設計
ヒラギノ明朝体
ヒラギノ角ゴ
游明朝体
1955年山形生。多摩美術大学卒業後、株式会社写研入社。1998年鈴木勉、片田啓一とともに有限会社字游工房を設立。鈴木勉死去の後、代表取締役を継ぎ、現在に到る。1998年より、「ヒラギノ 明朝体・角ゴシック体・丸ゴシック体・行書体シリーズ」「游築 明朝体・ゴシック体シリーズ」「游明朝」などを大日本スクリーン製造株式会社より発売。2000年 アップル社がOSXに「ヒラギノ書体」をバンドルすることを発表。
中川憲造(なかがわ けんぞう)
NDCグラフィックス代表
グラフィックデザイン
1947年大阪生 。1966年大阪市立工芸高校図案科卒業後、高島屋宣伝部を経て、1975年 日本デザインセンター入社。1994年総合デザイン会社NDC Graphicsを設立し銀座と横浜にツイン・スタジオ開設。1996年から日本デザインセンター取締役を兼ねる。1980年 ブルノビエンナーレ特別賞など受賞多数。「インボイスペーパーから環境まで」そのデザイン領域は多岐にわたる。
永原康史(ながはら やすひと)
岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー教授
グラフィックデザイン
1955年大阪生 。1990年から、電子メデイアのプロデユースや制作を手がけ、メデイア横断的なデザインを推進する。また、映像、メデイアアートの展覧会にも携わり、1997年からIAMAS(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー)、1998年から慶応義塾大学SFCで教鞭をとる。著作に、『デザイン・ウイズ・コンピュータ』(MdN)、『 [新デザインガイド] 日本語のデザイン』(美術出版社)など。
中村征宏(なかむら ゆきひろ)
中村書体室主宰、書体設計
ナール
ゴナ
1942年 三重県生。中学校卒業後、看板業に弟子入り、3社に勤める。印刷会社、テレビ局タイトル部、デザイン・フィニッシュスタジオを経てフリーランス。
第1回石井賞創作タイプフェイスコンテスト1位入選を機に書体制作に専念する。1970年〜2001年(株式会社写研)ナール、ゴナ、ファン蘭、ナカフリー他、ファミリーを含め合計19書体(約120,000字)を制作。その他ハイパースクエアU(株エム・ピー・シー)など。
林 規章(はやし のりあき)
グラフィックデザイン
女子美術大学講師
1964年 岐阜県生 。1987年名古屋芸術大学美術学部デザイン科卒。ジャパングラフイックスを経て、1991年フリーランスのアートディレクター、グラフィックデザイナーとして活動。2001年・2002年ニューヨークADC Distinctive Merit Award 受賞。2003年 社団法人日本グラフィックデザイナー協会新人賞。現在、女子美術大学講師。
山本政幸(やまもと まさゆき)
兵庫教育大学助教授、タイポグラフィ評論
1967年 愛知県生。1994年筑波大学大学院修士課程芸術研究科修了後、レディング大学(イギリス)大学院留学 、1998年 筑波大学大学院博士課程芸術学研究科単位取得退学。主な論文に「20世紀タイポグラフィの伝統と前衛ムヤン・チヒヨルトの印刷理論における対称と非対称の問題ム」(『第一回竹尾賞デザイン史研究論文受賞作品集』株式会社竹尾)。現在、兵庫教育大学助教授。長崎大学、筑波大学非常勤講師。
 
 
 
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