女子美術大学創立110周年記念式典
創立110周年を記念した式典を執り行います。この中で海外で活躍する卒業生を表彰いたします。
女子美パリ賞受賞者展(仮称)
女子美パリ賞は「100周年記念大村文子基金」によって創設した賞で、国際的なアーティスト・研究者の育成を目的に、大学・短大・大学院の卒業生の応募者の中から毎年一名を選抜し、パリにある国際芸術都市に研究員として派遣しています。
本展では、2000年から現在までに女子美パリ賞を受賞した10名の卒業生アーティストを紹介します。
女子美術大学創立110周年記念展(仮称)
これまでの女子美の歩みと、これからの新しい女子美を紹介する展覧会です。昨年、ヴェネツィア・ヴィエンナーレで日本館展示のキュレーターをつとめた本学の南嶌宏教授がキュレーションを手がけます。
八咫鏡の女流画家展
本学の大村智理事長が設立し韮崎市に寄贈した「韮崎大村美術館」では、本学110周年記念イベントに関連して展覧会を開催します。文化勲章受章者片岡球子、大久保婦久子、文化功労者三岸節子、郷倉和子をはじめとする本学卒業生作家18名余りの作品が一堂に会します。
韮崎大村美術館 ホームページ
http://www.nirasakiomura-artmuseum.com
何香凝 芸術名作展
私立女子美術学校卒業100年記念
私立女子美術学校(現女子美術大学)卒業生で、中国では画家・政治家として極めて著名な何香凝の画業を紹介する展覧会です。何香凝(かこうぎょう、1878-1972)は、はやくから日本に留学して夫の廖仲愷とともに、孫文らの中国同盟会に参加、中国革命を志し、1911年(明治44)に女子美術学校日本画撰科を卒業後帰国、革命と近代化運動や女性教育に取り組みました。中華人民共和国建国後も国民党左派として大陸に残り、中央人民政府委員、華僑事務委員会主任、中国国民党革命委員会主席、全国婦人聯盟名誉主席、政治協商会議全国委員会副主席、人民代表大会常任委員会副委員長、中国美術家協会主席等数々の要職を歴任する一方で、制作活動を続け、1961年には中国共産党の建党40周年を記念する大作《萬古長青》を描くなど活躍しました。中国・深圳に、彼女の名を冠した国立美術館があります。
なお、本展覧会は上野の森美術館(2010年11月6日-11月12日)で開催後、本学美術館に巡回します。
同窓会企画展「予期せざる出発」(仮称)
女子美の110周年を記念して、女子美術大学同窓会が企画展を実施します。展示作品の一部は公募によるものです。「予期せざる出発」をテーマとして女子美の卒業生と在学生から作品を公募し、入選したものを展示いたします。キュレーションは本学卒業生でキュレーターの真子みほさんによるものです。