制作の記録[2005年]

日本赤十字社医療センター
ヒーリング・アートプロジェクト(健康棟病室通路壁面)

日本赤十字社医療センター 東京都渋谷区広尾4−1−22

プロジェクトの概要

2004年12月に、日本赤十字社医療センター(東京都渋谷区広尾4−1−22)から、健康棟病室通路壁面のヒーリング・アートによる環境整備の依頼を受けた。日本赤十字社医療センター健康棟4階から7階の通路に設置する作品制作と、そのトータルコーディネイトの依頼であった。従来のヒーリング・アート制作活動と同様、ボランティア活動に位置づけし、全学的にボランティアによる制作参加者を募り、計画を進めた。

各階病棟の医療スタッフにそれぞれの階のテーマ、表現上の注意点、色彩などについてのアンケートを実施、各階のアンケート調査結果を踏まえてテーマを決定した。 

健康棟1階〜2階(検診センター前階段部)の作品テーマは『水・木』、4階(母親学級前)のテーマは『森の中の動物』、5階(産科)のテーマは『植物と動物』、6階(産科)のテーマは『季節―植物』、そして7階(内科・眼科)のテーマを『風景』とした。

2005年6月から9月にかけて、杉並チーム、相模原チーム総計112名の学生が参加して総数65点の作品を制作した。

作品は円形、雲型など様々な形の変形木製パネルに、アクリル絵具彩色で仕上げた。また、10月24日から10月26日までの期間、日本赤十字社医療センター講堂において、作品の縮小原画を展示する「日本赤十字社医療センター 癒しの絵画原画展」を開催し、患者や家族、医療関係者に広く公開し、本作品は2006年1月までに各病棟通路の壁面に設置した。



まえへ インデックス つぎへ