制作の記録[2008年]

茨城県立こども病院心臓カテーテル検査室ヒーリング・アートプロジェクト

茨城県立こども病院 茨城県水戸市双葉台3-3-1

プロジェクトの概要

2007年10月、茨城県立こども病院(茨城県水戸市双葉台3丁目3番地の1)から心臓カテーテル検査室におけるヒーリング・アートによる空間演出の依頼を受け、「森のかくれんぼ」というテーマでデジタルプリントシートを使った空間演出を行った。実際に検査室の現場で入口から検査機器までの動線を辿って往復し、更に検査台に上がって仰向けに寝た時の視線の位置を確認し、小児患者の動線と心理状態を想定した上で、どの位置にどの様なアートが必要か、空間の演出方法を検討しプロジェクトを進めた。検査室の空間全体に森と動物の世界を演出し、森の探索と動物の発見の旅に出発するようなイメージ空間の企画を立案した。このイメージに基づいて、色鉛筆、パステルでイラストボードに描いた作品をデータ化し、それをデジタルプリントグラフィックスに出力して2008年3月18日に検査室の入口ドア、床面、壁面、天井部、検査機器本体に施工作業を行い、空間演出を実施した。

プロジェクト進行過程 《原画・デジタルプリントシートの制作、施工過程》


2007年11月6日
病院視察
11月〜2008年1月 デザイン案作成
2008年1月〜2月 原画制作
2月1日 病院スタッフと打合せ、確認壁面の配色検討
3月6日 CTスキャナ確認、原画の試作から現場で色校正
3月11日 施工業者との打合せ、デジタルプリントシートの色校正
3月17日〜18日 業者によるデジタルプリントシートのアート施工 

 



まえへ インデックス つぎへ