《ワヤン人形:アルジュノ》

 

《ワヤン人形:アルジュノ》

「女子美染織コレクション展 Part3 インドネシアの布―島々の記憶―」展の開催に併せ、日本ワヤン協会代表・松本亮氏所蔵のインドネシアのワヤン人形を女子美アートミュージアム・ロビーにて展示しております。


ワヤンとはインドネシアのジャワ島やバリ島で盛んに上演される影絵芝居、また芝居に使用する人形のことを言います。今回展示している人形は、ワヤン・クリと呼ばれる種類の人形です。これらは人形職人により作られます。職人たちは10~20種類ぐらいのノミを自分達で作り、水牛の皮をノミで打ち抜き、人形を彫ります。材料にはかつて水牛の皮と角が、彩色には5色(青・朱・黄・黒・白)の顔料が使用されていましたが、今日では他の素材や色絵具も用いられています。


細やかな手仕事で色彩豊かに仕上げられたワヤン・クリをお楽しみください。また、10月5日(土)には、当館にてワヤン「アルジュノの饗宴」を上演します。併せてお楽しみいただければ幸いです。

 

会期:2013年9月6日(金)~10月17日(木)

会場:女子美アートミュージアム・ロビー