2016年度
2017年2月22日(水)~3月12日(日)
作品点数:6点
インドネシアで作られている染色に、バティックと呼ばれる木綿地*にロウケツ染の美しい染物があります。
本展では、手描きと押型で製作されたバティックを染料や模様を描く際に使用する道具と共にご紹介しました。
日本でも愛されるバティックの万華鏡のように表情を変える魅力をご堪能いただきました。
*現在では絹地のものもつくられる
第32回『インドネシアの染織』の展示を再構成したYouTube動画はこちら
2017年1月25日(水)~2月20日(月)
作品点数:8点
吉祥模様とは、縁起がよいとされる模様の総称で、健やかな成長や身につける者の幸福、富への祈りが表されています。
本展では、多彩な色糸と金糸を併用し表現された吉祥模様の裂を展覧しました。吉祥模様を通し、衣装に込められた人々への思いに触れていただければ幸いです。
第31回『日本の裂 吉祥模様』の展示を再構成したYouTube動画はこちら
【前期】2016年11月9日(水)~12月19日(月)
【後期】2016年12月21日(水)~2017年1月23日(月)
作品点数:46点
能は「幽玄」の世界を象徴的に表現する舞台芸術であり、室町時代に観阿弥(1333~84)・世阿弥(1363~1443?)父子によって芸能としての形を整えていきました。能に用いられる装束には、様々あり、舞や演技とともに華麗で優美な装束にも人々の関心を引き寄せる魅力があります。
本展では、女子美術大学美術館染織コレクションの中から鬘帯16筋、腰帯30筋を前後期にわけて展示しました。
室町時代に大成し、日本の伝統芸能として愛され続ける能の雅な世界をご高覧いただきました。
第30回『能装束 鬘帯・腰帯』の展示を再構成したYouTube動画はこちら
2016年10月25日(水)〜12月4日(月)
作品点数:11点
アンデス文明とは、現在の南アメリカ大陸のペルー共和国を中心とする太平洋沿岸地帯およびペルーからボリビアへつながる中央アンデス地域に存在した文明です。女子美術大学美術館染織コレクションは約250点のアンデスの染織品を収蔵しています。
本展では、神像や動物や自然を神格化したモチーフ、身近な動植物など、独創的でユニークな表現の染織品を展示しました。人々の生活の豊かさを感じさせる模様や色鮮やかな色彩にご注目いただきました。
第29回『アンデスの染織』の展示を再構成したYouTube動画はこちら
2016年6月29日(水)~8月5日(金)
作品点数:1点
金唐革(きんからかわ)とは、オランダを通じて江戸時代初期に伝えられた西欧の皮革工芸品を指します。軟らかくした革に金箔や銀箔を載せ塗料を塗り、裏から型を使って強く叩き、模様を浮き出させて(エンボス)制作します。
本展では、当館所蔵の革工芸見本帳より和製の金唐革を中心に燻革や染革など革製品をご紹介しました。日本の匠の技をご堪能いただきました。
第28回『金唐革』の展示を再構成したYouTube動画はこちら
2016年5月13日(金)~6月27日(月)
作品点数:11点
レースは、組み紐技法による「ボビン・レース」と、刺繍技法から生まれた「ニードル(ポイント)・レース」の2つに分けられます。ボビン・レースはベルギーを中心に、ニードル(ポイント)・レースはイタリアを中心に製作され、様々な技法が組み合わされ変化しながらヨーロッパ全域に広がりました。
本展では、16世紀~19世紀のヨーロッパの手工レースを展示しました。人々の心を魅了した先生で美しい糸の芸術をお楽しみいただきました。
第27回『レース』の展示を再構成したYouTube動画はこちら