2022年度
2023年2月3日(金)〜3月17日(金)
作品点数:5点
綸子地に白、赤、黒に染分け、鹿の子絞りや摺箔と刺繍などの技法を用いて製作された江戸時代初期の一様式である「慶長小袖」とよばれる染織品の裂をご紹介します。
当時の巧みな表現をご覧いただくとともに、昭和時代に慶長小袖の様式を用い製作された着物から当時の華やかさをご堪能ください。
2022年12月14日(水)〜2023年1月30日(月)
作品点数:6点
今回は、吉祥模様をテーマに日本の伝統的な吉祥模様である松竹梅と2023年度の干支であるうさぎをテーマにご紹介します。
うさぎは、その愛らしい姿と子孫繁栄や商売繁盛などの吉祥の意味から好まれ、絵画や工芸品、衣服や日常品など、人々の生活に密接に関わりながら展開され、現在も息づいています。
新春のお慶びを女子美術大学美術館の染織コレクションからお楽しみください。
2022年11月2日(水)〜12月12日(月)
作品点数:5点
竹屋町と称される技法は、紗の地に平金糸と色糸を用いて模様をあらわす織物のような刺繍のことを指します。中国から伝わる金紗の技術を京都竹屋町にて色糸用いて作られ始めたことから、この名がついています。
近世に誕生した比較的新しい技術でありながら、現在ではほとんど見る機会を失った「竹屋町」の匠の技をお楽しみください。
2022年9月12日(月)〜10月31日(月)
作品点数:6点
中国から伝わった団扇を元に日本で生まれた扇は、別名末広と呼ばれ、その形から発展拡大を意味する縁起の良いものとして親しまれてきました。
本展では、染織品に表現された扇模様に視点をあててご紹介します。扇の装飾的な美しさをお楽しみください。
2022年6月8日(水)〜7月16日(土)
作品点数:10点
女子美染織コレクションの三本柱のひとつにコプトの染織品があります。コプトの染織品にはギリシャ神話やローマ神話に描かれる神々の姿や英雄を中心とした表現、旧約聖書の物語を表す模様など、各時代の支配された文化の特徴が織り表されています。
本展では、これらコプトの染織品のモチーフに焦点を当て、多彩な女子美染織コレクションから選りすぐって展覧いたします。染織品に織り表された物語を読み解きながら、表現豊かなモチーフと卓越された技術をお楽しみください。
2022年4月5日(火)~6月6日(月)
作品点数:10点
女子美染織コレクションには、14世紀から19世紀にかけてヨーロッパで製作された約500点のテキスタイルが収蔵管理されています。これらのテキスタイルは、ヨーロッパの染織技術の変遷を辿ることができる貴重な資料と言えます。
本展では、これまで未公開であったフランスの裂の中から花模様と風景模様に焦点をあててご紹介します。羽根やブーケ模様、泉や動物など日本の伝統的なデザインとは異なる魅力をお楽しみください。