女子美術大学美術館

2021年度

女子美術大学美術館コレクション 柿内青葉展

柿内青葉(1890-1982)は東京に生まれ、大正から昭和にかけて活躍した日本画 家です。私立女子美術学校(現 女子美術大学)日本画科本科普通科・高等科卒業 後、鏑木淸方に師事し、美人画を学びます。やがて淸方はその青葉に、画塾の女弟 子の指導を委ねました。青葉は帝展や巽画会、郷土会などで作品を発表しますが、 なかでも帝展に出品した《十六の春》(1925年)は、東京朝日新聞付録カレンダー の図版になったこともあり、彼女の名が世に知れ渡るきっかけとなりました。 現存する青葉の作品は必ずしも多くはありません。当館は青葉のご遺族から寄贈し ていただいた作品やスケッチブック、写生帖、画材といった資料を所蔵しています。 そのなかには青葉の制作過程を知るうえで貴重な材料が数多く含まれていますが、 これまで公開には至りませんでした。本展では、それらの未公開資料とともに、青葉 の弟子であり作品のモデルをつとめた下山花枝に宛てた自筆書簡などを一堂に展 示し、柿内青葉とはどのような画家だったのか、その全貌を紹介する初の個展です

展覧会情報
  • 会期:2021年5月19日(水)~6月26日(土)
オンラインワークショップ
柿内青葉展にあわせて楽しむ「つまみ細工」
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    *募集は終了いたしました。
オンラインシンポジウム
「美人画・熟考」