制作の記録[2007年]

第3回『病院の中の動物園』《布地に描かれた動物たち》
女子美術大学メディアアート学科と大学院修士課程工芸専攻学生作品から

開園場所:北里研究所メディカルセンター病院 1Fエレベーターホール付近 (埼玉県北本市荒井6丁目100番地)
前期開園期間:平成19年7月30日(月)〜8月18日(土)
後期開園期間:平成19年8月20日(月)〜9月8日(土)AM9:00〜PM5:00

展示概要

北里研究所メディカルセンター病院 1Fエレベーターホール付近において、動物をモチーフにしたロールスクリーンの作品を展示する、第3回『病院の中の動物園』〜布地に描かれた動物たち〜を平成19年7月30日から9月8日までの期間を前期、後期2期に分けて開催した。

展示した作品は、絵具彩色した和紙や画用紙などの紙を素材としたコラージュ表現により制作した動物のイラストレーション原画をスキャニングして、データ化したものを拡大し、大型プリンターで防炎加工布地に出力、それをロールスクリーンに仕立てたもの。女子美術大学芸術学部メディアアート学科の実技授業課題として制作した。

動物のイラストレーションが描かれた大きな布地(横幅90cm、長さ約180cm)を病院の広い場所の壁面に沿って吊るし、動物園をイメージさせる空間演出によって、入院や通院される小児患者をはじめ、治療を待つ方や医療スタッフの方々の気持が和らいでもらえたらという趣旨で32点のロールスクリーンを展示した。特に夏休みであるにもかかわらず、なかなか行楽に出かけられない小児患者にとって、病院生活は退屈なもの。病院のロビーが少しでも興味深い空間に感じてもらえたらという思いから、7月下旬から9月上旬の期間に開催した。

また、大学院修士課程工芸専攻の大学院生が制作した、日本昔話の中から「桃太郎」を題材にした型染めの作品も合わせて展示した。



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