女子美術大学美術館

2018年度

女子美術大学美術館コレクション公開
第44回『型紙 吉祥模様』

2018年12月5日(水)~2019年1月25日(金)

作品点数:9点

型紙は、柿渋で防水加工した和紙に、模様を彫り抜いて作った染色用の型を指します。本展では、女子美染織コレクションの308枚の型紙の中から、吉祥模様のモチーフに焦点をあててご紹介しました。

女子美術大学美術館コレクション公開
第43回『ヨーロッパにおけるテキスタイルの歴史−スペインとイギリス−』

2018年10月24日(水)~12月3日(月)

作品点数:6点

女子美術大学美術館染織コレクション(以下コレクション)は、日本の小袖をはじめ、東南アジアや南アメリカなど、世界各地のテキスタイルを所蔵し、その数は約12,000点に上ります。中には他の分野と比べ僅かではありますが、ヨーロッパで製作されたテキスタイルも含まれています。
国や時代によって異なる趣を見せる当館のコレクションは、歴史的価値の高さと共に、製作当時の各国、各地域の文化や社会の有り様を知るきっかけをも与えてくれます。
本展では、15世紀から18世紀にかけてスペインとイギリスで織られたテキスタイルをご紹介しました。

女子美術大学美術館コレクション公開
第42回『ヨーロッパにおけるテキスタイルの歴史−イタリアとフランス−』

2018年9月12日(水)〜10月22日(月)

作品点数:6点

女子美術大学美術館染織コレクション(以下コレクション)は、日本の小袖をはじめ、東南アジアや南アメリカなど、世界各地の資料を数多く所蔵しています。その中には、他の分野に比べ僅かではありますがヨーロッパの染織品が含まれています。
製作地としては、イタリアが最も多く、次いで隣国のフランス、スペイン、ポルトガルが挙げられます。また、製作年代としては、ルネサンスが開花した14世紀からロココ文化が隆盛を極めた18世紀末までと長きに渡り、ヨーロッパの染織技術の変遷をたどることができます。

女子美術大学美術館コレクション公開
第41回『日本の裂 藍』

2018年6月27日(水)〜8月3日(金)

作品点数:8点

藍は世界で古くから用いられている植物染料で、絹、木綿、麻、毛などの繊維によく染まり、堅牢度も高いことや濃淡の美しさから多くの染織品を目にします。
本展では、江戸時代に染められた天然藍の美しい裂をご紹介しました。

女子美術大学美術館コレクション公開
第40回『日本の裂 紅』

2018年5月23日(水)〜6月25日(月)

作品点数:8点

紅色は紅花の花弁を原料とし、染料と顔料の二つの面を併せ持ちます。染料としての紅は繊維を華麗な赤色に染め、男女問わず人々の心を魅了し、顔料としての紅は、口紅や頬紅として女性の美しさを引き立たせる道具として、大変珍重されました。
本展では、江戸時代に染められた紅花染めの裂を展示しました。また、併せて蘇芳や鬱金との掛け合わせで染められた紅花とは異なる赤色の裂をご紹介しました。