女子美術大学美術館

2019年度

女子美術大学美術館コレクション公開
第48回『沖縄の染織』

2020年1月29日(水)~3月12日(木)

作品点数:8点

沖縄はかつて琉球王国と称され、1879年の明治政府による琉球処分と沖縄県設置に至るまで450年の歴史の中で独自の文化を築いていきました。諸外国との多岐に亘る海外交易の中で培われてきた文化のひとつに、紅型と呼ばれる色彩豊かな衣裳が挙げられます。
本展では、沖縄の染織をテーマに琉球王国時代の紅型の裂をご紹介しました。強い日差しの中でも見劣りしない華やかな色使いと伝統的な模様をお楽しみいただきました。

女子美術大学美術館コレクション公開
第47回『吉祥模様 孔雀 』

2019年12月11日(水)~2020年1月27日(月)

作品点数:5点

吉祥模様とは、縁起が良いとされる模様の総称で、健やかな成長や身につけるものの幸福、富への祈りが表されています。
本展では、吉祥模様のテーマとしてあまり知られていない孔雀模様をクローズアップしました。
インドと日本で作られた孔雀模様の染織品5点の展覧から、染織品の中に表された孔雀の美しさや同じモチーフへの表現の豊かさをお楽しみいただきました。

女子美術大学美術館コレクション公開
第46回『コプトの染織』

2019年10月31日(木)〜12月9日(月)

作品点数:10点

コプトとは、エジプトを起源とするキリスト教徒を指し、現在でも少数ながらコプト派キリスト教徒として生活をしています。高度な文化の中で生まれたコプトの染織品は、エジプトの乾燥した環境によって、千年以上も前の姿を現在に伝えています。 本展では、相模原で開催の女子美染織コレクション展Part8コプトの染織にあわせて杉並でもコプトの染織の一部を展覧しました。エジプトの文化枠であるコプトの染織の魅力が再認識され、新たな創造を生み出す機会となれば幸いです。

女子美術大学美術館コレクション公開
第45回『日本の裂 絞り染』

2019年9月15日(日)〜10月28日(月)

作品点数:10点

絞り染は、布を括ったり、縫い締めたり、括った部分的に染料が入らないようにし、染め出す原始的な技法として世界各地で行われてきました。日本でも正倉院の染織物の遺品の中に絞り染の作例が見られます。 本展では、奈良時代の素朴な絞り染から江戸時代後期のデザイン性あふれる絞り染までを展覧しました。手技の美しさをお楽しみいただきました。