制作の記録[2006年]

第2回『病院の中の動物園』《布地に描かれた動物たち》

女子美術大学メディアアート学科とファッション造形学科学生作品から
期間;2006年7月31日から9月2日
場所:北里研究所メディカルセンター病院 1Fエレベーターホール付近 埼玉県北本市荒井6丁目100番地 

2006年7月31日から9月2日まで、動物をモチーフにしたロールスクリーンの作品を展示する、第2回『病院の中の動物園』〜布地に描かれた動物たち〜を開催した。

展示した作品は、絵具彩色した和紙や画用紙などの紙を素材としたコラージュ表現により制作した動物のイラストレーション原画をスキャニングして、データ化したものを拡大し、大型プリンターで防炎加工布地に出力、それをロールスクリーンに仕立てたもの。女子美術大学芸術学部メディアアート学科の実技授業課題として制作。

動物のイラストレーションが描かれた大きな布地(横幅90cm、長さ約180cm)を病院の広い場所の壁面に沿って吊るし、動物園をイメージさせる空間演出によって、入院や通院される小児患者をはじめ、治療を待つ方や医療スタッフの方々の気持が和らいでもらえたらという趣旨で24点のロールスクリーンを展示した。特に夏休みであるにもかかわらず、なかなか行楽に出かけられない小児患者にとって、病院生活は退屈なもの。病院のロビーが少しでも興味深い空間に感じてもらえたらという思いから、7月下旬から9月上旬の期間に開催した。

また、医療備品の新たな提案として、包帯に動物のデザインをシルクスクリーンでプリントしたファッション造形学科の学生作品も合わせて展示した。



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