CCD PLATFORM 001 ―アートと地域, アートとコミュニティ―
DIALOGUE TYPE

2010年7月14日(水) 17:00-

大学院GPでは、7月14日に、相模原キャンパス 12号館1214教室において、「CCD PLATFORM 001」と題したシンポジウムを開催しました。「アートと地域, アートとコミュニティ」をテーマに、地域とコミュニティに対するアートの可能性と在り方について広く討議する場を設けました。パネリストに、コミュニティ・スペース「三田の家」、「芝の家」を運営する坂倉杏介、インディペンデント・キュレーターのチェ・キョンファ、アーティスト・ユニット Jet’s boysの大平暁、クリエイターのための無料法律相談などを行う非営利組織Arts and Law代表の作田知樹を迎え、各氏を中心として討議は進められました。

近年、規模の大小を問わず、アートを介した地域活性化を謳ったプロジェクトが非常に多くみられるようになっているなかで、CCD(Community Cultural Development:コミュニティの文化による発展)の本来の語義に立ち返ってみようというところからこの企画は始まりました。アート・フィールドにおいて様々な立場で実践する方々をお呼びし、学生、教員を交えながら討議を行うことで、文化・アート活動が社会的マイノリティや地域コミュニティにもたらす影響と可能性を探り、その実践フィールドにおける人・社会・アートの相互の関係性の本来の在り方を捉え直していくという試みです。会場参加型のラウンド・テーブルを実施することで、学生・パネリスト・参加者がより積極的に発言する場となりました。

討議では、パネリストの実践例を主体として進み、様々な問題点が浮かび上がりました。特異なコミュニケーションばかりが目立ち、本来あるべきコミュニティの必要性が希薄になっているのではないか。越後妻有の成功例を見て、日本各地の町づくりでアートを安易に持ち出しているのではないか。何故そこにアートが必要なのか。各地に設置された「作品本来の輝き」を考えることが後回しにされているのではないか、など客観的にアート・シーンを見つめ直す必要性について意見がでました。討議終了後にもパネリストへ質問する場面も見られ、学生たちがそれぞれに考えを持ち、自身やその周りの環境を見つめなおす機会となりました。

次回の「CCD PLATFORM 002」は、10月に開催予定です。

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