NYプロジェクト
プロジェクトの概要
2011年度は、ニューヨーク・インターナショナル・ギフトフェアの視察と、「Accent on Japan」(Javits Center(ジャビッツ・コンベンションセンター)会場)に出展された、女子美同窓会NY支部長 海老原嘉子さん主宰”Gallery 91”ブースの設営を行い、今後の女子美との連携の可能性について検討を行いました。また、NYで活躍されている女子美OGの方々との情報交換を行いました。
ニューヨーク・インターナショナル・ギフトフェア2011視察報告
NY International Gift Fair :毎年1月と8月に開催される、パーソナルギフトと生活雑貨の見本市として北米最大級の見本市です。約3000社の企業が参加し、約35000人のバイヤーが訪れているそうです。
視察は2011年8月13日~18日のフェア期間中に行いました。
北米では、日常的にプレゼントを贈り合う習慣が根付いているということもあり、世界各国から商品の売り込みのために大勢のサプライヤーと、そのデザイン性・機能性に優れた商品を求めて全米各地からのバイヤーが集まるとのこと。そのため会場は5万平方メートルとたいへん広く、展示数も多く、とても一日では見きれない規模の展示会となっていました。
会場には「Accent on Japan」という日本製品の出展ブースがあり、日本からインテリア小物、キッチン用品、ファッション小物、ギフト商品など幅広い分野のものが展示されていました。また、トレードショー内のハイエンドなデザイン商品を扱うAccent on Design部門で、ギフトフェアの主催GLM社の後援により、協賛卸業者による「Accent on Japan Relief」と題した東日本大震災支援金の募金活動(*1)が実施されており、会場のあちこちに協力を呼びかけるポスター・立て看板が掲示されていました。
世界のデザイントレンドが一同に会するフェアの視察は、デザインに関わる者にとっては非常に得るものが大きいと感じました。また、あらゆるジャンルのデザインを網羅しているため、様々なアイディアのヒントが得られるでしょう。
(*1)「Design Saves Lives(DSL)」のロゴマークが提示された商品を購入すると、被災地の作家や地場伝統工芸産業のプロジェクトに直接寄付される仕組み。
参加者
川村貞知(アート・デザイン表現学科メディア表現領域 准教授)
海老原嘉子(女子美同窓会NY支部長)
女子美同窓会NY支部メンバー
日程:2012年8月11日〜17日
実施地:New York, USA
協創連携先:女子美術大学同窓会NY支部
□関連ページ:NYプロジェクト2010
