ホーム > 活動をふりかえって > 女子美生
  • ホーム
  • ごあいさつ
  • これまでのあゆみ
  • デザインプロジェクト
  • バスストップギャラリー
  • りんごアートコンテスト
  • こどもアニメーション
  • フィールドアート展
  • こどもと自然のフォーラム
  • 活動をふりかえって
  • 担当者
  • 高山村の人々
  • 女子美生
  • 広報の記録
  • リンク
  • サイトマップ
  • お問い合わせ

活動をふりかえって

女子美生

高山村の美

女子美術大学メディアアート学科 2006年度4年生 謝 昭一

緑いっぱいの山、どこでもある小さなお花、好きなように空へ飛んで行く鳥、壮大な雷滝、山菜を採りながら、歩いているおばさん…などなどとても印象的だった。それは高山村の自然の「美」とは言えるだろう。
田植えの時、村民の方たちと触れ合うことができて、おじさん、おばさんは優しくやり方を教えてくれたし、自らの仕事に対する真剣な態度も見せてくれ、尊敬した。それこそが、私たちがおいしいお米を食べられるということだと思った。感謝の気持ちがいっぱいであり、高山村の人々の心の「美」も感じた。
夕食を作る時も、田植えの時も、ゼミ24人の団結の力を見せてくれた。大家族のように、お互いに手伝いしたり、他人に関心したりして、それに感動した。みんなの美しい心を見ることができて、とても貴重な瞬間だった。その瞬間にいる私が幸せで、心が温かくなってきた。これは女子美の「美術」以外の「美」だった。無視しちゃいけない大切なところだった。
高山村の「美」と女子美の「美」を結び、今回の信州高山村プロジェクトが立ち上がり、きっと外部の人々に高山村の「美」をもっと知らせられるようにと確信している。

ほたる

女子美術大学メディアアート学科 2006年度3年生 湯谷 綾子

いつか絶対見たいと思っていたので、ホタルが見れると知って楽しみで仕方ありませんでした。夜だったので、最初は何も見えませんでしたが、だんだんと目がなれていったとき見た景色はとても感激しました。周りは田んぼが広がり、カエルの鳴き声がたくさん聞こえました。時代がさかのぼったかのような錯覚を覚えるほどの美しい景色で、神秘的な印象がありました。同じ日本とは思えないほど、東京の人ごみとは全くの別世界で、不思議な感覚だったのを覚えてます。こういう昔ながらの美しい自然の風景ががこの先もずっと残っていてほしいと思いましたし、ホタルが初めて光ったのを見たときは、心から感動しました。

こどもアニメーションワークショップ

女子美術大学メディアアート学科 2007年度4年生 高橋 里奈

リーダーだったこともあり、最初はちょっとした不安でいっぱいだった「こどもアニメーション」。子供たちに飽きられてしまったら…、面白くなさそうにされたら…、しかし高山村の子供たちはそんな不安を一気に吹き飛ばしてくれました。部屋に入ってくるテンションの高い少年少女。見本に対して素直に反応し、感動してくれる。かわいい。アドバイスをしたり話しかけることもとても楽しく、充実した時間でした。
そんな中で、私が一番嬉しかったのは「これで将来アニメーションを作る仕事をする人になるって決めたの」と言ってくれた女の子の言葉。その子の何気ない一言は、私たちがやってきたことに大きな意味を感じさせてくれました。

田植え

女子美術大学メディアアート学科 2007年度4年生 田中 由子

田んぼに入る!事自体が人生初の事だったのでとてもウキウキしていました。最初の一歩目が泥の中に埋まっていく感触が新鮮で中々面白かったです。高山村の方々の手際の良さに見惚れつつも、遅れをとらないようにと必死に植えて行きました。田植え後にもてなして下さったお料理もとても美味しかったです。出来れば、ふきとじゃこのおかずの味付けを教えて欲しい位でした。お餅も楽しみです。

空の水族館

女子美術大学メディアアート学科 2007年度4年生 佐藤 亜沙美

手探りの状態ではじまった企画のためでしょうか、完成した魚たちが空を泳いでいるのを見たとき、私はなんとも言えない感慨深さを感じたように思います。思えばこうしてかたちとなるまでに色々なことがありました。中学生とのワークショップで重ねた“人に教える”という行為は試行錯誤の繰り返しで、辛くもありましたが、それ以上に楽しかったといえる経験になりました。中学生達の笑顔が今でも印象に残っています。

おやき作りを体験する学生たち(2007)

おやき作りを体験する学生たち(2007)

あこがれの軽トラ荷台にのって(2007)

あこがれの軽トラ荷台にのって(2007)

このページのトップへ

バスストップペインティング

女子美術大学メディアアート学科 2008年度1年生 小山 志穂

1日目の下地の作業をしていた時、今回のプロジェクトに関わらせてもらってすごく光栄だなぁと、感じさせてくれたエピソードがある。高山小学校前のバス停の原画を描いてくれた男の子とその子のお母さんが作業を見に来てくれた(偶然かどうか分からないが)。下地のほんのりピンクに塗られたバス停を見て、お母さんは本当に嬉しそうな表情をされて「本当に明日、この子が描いた絵をここにペイントしてもらえるんですね。」と私達に喜びと感謝の気持ちを伝えてきてくれたのだ。本人もワクワクした様子で原画に描かれた人が家族であることや自分も描かれていることなどを教えてくれた。
私はこの時初めて、この子やその家族がこのペイントを心待ちにしていてくれたこと、このバス停を利用する村の人々、このプロジェクトに関わってこられた方々の熱い気持ちを想像することができたし、「誰かが楽しみにしていてくれる」と思うだけで意欲が増すものだと思うことができた。
何か作ることが自分のためであることと同時に、人のためにもなっているような、美術の力で人の心と心をつないだり、村の風景の一部としてこのバス停が存在していってくれることが素直に素晴らしいと思えたのだ。
私たちが美術の力を使って、よろこびを増幅させ、世界に何かがおこせたら、それはそれはカッコイイことで、これ以上の感動はないんじゃないかと思う。私にできることって何だろう。前向きに考えてみたいと思うきっかけになった3日間だった。

りんごアートコンテスト

女子美術大学メディアアート学科 2007年度4年生 菅原 恵理子

村の人たちが温かく、気さくに接し、話しかけてくれることは本当に嬉しく思いました。私の担当であるりんごアートコンテストの打ち合わせのために訪れた小・中学校でも、中学生と普段している事、今欲しいものなどについて話したり、下校途中の小学生が普通に挨拶をしてくれたりと気さくに接してくれました。また、田植えの際の村の人との触れ合いや食事などでも温かさ、気さくさを感じることが出来、そういった触れ合いの中で得たこと、今後に活かしていけることなどもあったと思います。

根曲がり竹

女子美術大学メディアアート学科 2006年度3年生 片岡 由紀

根曲がり竹採集は、まさかあんなに笹が生い茂る中に入って行くとは思わず、野生の心を刺激され、年齢や羞恥心をすっかりどこかに置き忘れて無駄に友人と騒ぎ、叫び、体力を消費、後半までもたずばててしまい、採取したタケノコと共にその場に鎮座して終了の合図を待つという情けない結果となりました。そして忘れもしない、その帰りには念願だった走る軽トラックの荷台に乗せてもらいおおいに興奮いたしました、まさに歓喜ここに極まれり。
その気分をひきずったまま、夜ジンギスカンを囲んでの交流会にてお酒も入り、村に来て自然に触れ、いかに自分が感動したかを、ご一緒させて頂いた村の方に力説いたしました。その方にまた意見を伺ってあらためて気付かされたのは、やはり私達が感動した自然は、村の方にとって当たり前のことであり、直接私達と話して反応を伺わないと、いまいちその良さにピンとこない。つまり自分達には解らない、外部の者のほうが感動できる村の部分をもっと知りたいということです。また、その外部のものである私が感動したこの自然を求めている人が沢山いるかもしれない、そういう人たちにこの村を紹介できたら良いだろうな…と強く感じました。

自分の時間

女子美術大学メディアアート学科 2006年度3年生 白濱 芽衣

都会を離れてみて、たくさん勉強になること、考えさせられたことがありました。高山村から学んだ事は、「自分の時間で生きること」です。都会に、時間に追われても自分は落ち着いて「時間」という都会では恐ろしい怪物に食われないように自分のペースで頑張っていこうと決めました。

田植えをたのしむ学生たち(2007)

田植えをたのしむ学生たち(2007)

根曲がり竹の採集は体力勝負(2007)

根曲がり竹の採集は体力勝負(2007)

このページのトップへ