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活動をふりかえって

担当者

ふるさとの原風景 高山村

高山村産業振興課 課長 澁谷 善太郎

初めて女子美の学生方が高山村に訪れた時のこと、夕暮れの田んぼで合唱する蛙や、闇夜に広がる星空など、私にとってはあたりまえと思っていることに感動する学生の姿は驚きでした。
交流がすすむ中で、蛍や蝉、ミミズまでにも感動する学生の姿を見て、化学肥料や農薬の使用を極力抑えた環境保全型農業にいち早く取組んできた高山村の農業の方向性は間違いがなかったことを改めて感じましたが、雑草の生い茂った畑や放任された果樹園に幻滅する学生と話をすると、環境保全型農業とは単に化学肥料や農薬の使用を抑え安全で安心な農産物を生産することだけではなく、荒れ果てた畑や田んぼの無い美しい農村の景観を保全し、蛍や蝉が飛び交う美しい自然環境の基で農産物を生産することが大事で、これからは安全・安心な農産物加えて、どのような自然景観の中で育った農産物であるかも重要な要素になっていくのではないかと考えさせられました。

澁谷 善太郎
柴田 亨

女子美台風到来

高山村総務課 課長補佐兼企画財政係長 柴田 亨

この事業が始まってから2年間担当させていただきましたが、女子美の皆さんは発達しつつある台風のような存在だと感じています。個性豊かな元気集団の1年目、全学科まで拡大した2年目、平成生まれも活躍した3年目、女子美台風は年々大型化し、多少の被害(?)もあったけれど恵みの雨もたくさん降らしてくれました。今後も高山村で大いに暴れて、より多くの村民まで風が吹き渡るようになって欲しいものです。

産学官連携事業について

須高ケーブルテレビ株式会社 取締役 成田 優子

発想の原点は、CATV加入率80%の高山村に、なにか新しいことを・・・から。何よりこの事業を、村民の皆様に少しずつ理解していただけるようになったことが一番うれしいこと。高山村に残る自然や原風景は、村民にとって当たり前の状況でも女子美大生から見ると発見の連続であり、デザインの種。その関わりを収録し、全国に発信することがSTVの役割。三者の息を合わせて粋な活動へ展開できるようにお手伝いすることで、私たちは生きると思っています。

成田 優子
山岸 克人

美の映像を・・・

須高ケーブルテレビ株式会社 放送課 山岸 克人

STVのカメラを担当し3年間の撮影を積み重ねる中で、学生と村民の皆さんの生き生きとした映像を撮影するとともに、繋がって行く、心や、気持ちを映し出すことに努めました。

放送課 塩崎 淳子

2008年、初取材させていただき、産学官連携事業の意義を知りました。特に、小中学生と女子美大生との交流や、高山村のことを考えて企画し、様々な作品制作に取組む女子美大生の姿に温もりを感じ感動しました。

放送課 三上 理恵

「なぜ高山村と女子大生?」プロジェクトを知った時の私の正直な感想。その答えは、学生が生み出した美しい作品の数々。両者の可能性は無限大・・・取材者として両者から情報発信する喜びを教わりました。

宿舎松の湯荘の金屏風(2007)

宿舎松の湯荘の金屏風(2007)

ぶどうの摘粒を行って房を整える(2008)

ぶどうの摘粒を行って房を整える(2008)

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高山村への里帰り

女子美術大学メディアアート学科 教授 早瀬 和宏
(担当:バスストップギャラリー イメージポスター指導)

私は2007年夏からプロジェクトに参加しました。栃木県の田舎生まれですが、現在は都会に暮らしており、高山村に訪れるチャンスを、里帰りするような気持ちで迎えています。
一昨年の高山村の山々の紅葉は、生まれて初めて見る素晴らしいものでした。高山村の人々との心の通った交流と、3年間恊働してきた多くのプロジェクトが、これからの新しい活動の基盤になり、新たなプロジェクトの企画が、ますます実り多いものになることを願っています。

早瀬 和宏
前原 愛美

3年間のデザインプロジェクトを振り返って

女子美術大学メディアアート学科 講師 前原 愛美
(担当:デザインプロジェクト指導)

高山村へは相模原からバスで約6時間、到着すると目の前にはりんご畑や水田、緑の山々が広がり、その恵まれた自然に学生から思わず歓声があがります。滞在中は生産者の畑を見学したり、村の名所を取材したり、春には山菜取り、秋には農作物の収穫体験など貴重な体験もさせて頂きました。
3年間の活動で特産物のぶどう、りんごのキャラクターデザインや化粧箱のデザイン、高山村のお土産品の企画など様々な提案をし、なかには学生のアイディアが実際に実用化されたものもあり、このプロジェクトに確かな実りを感じています。これからもこの交流を絶やさずに、学生の自由な発想を活かして「信州高山村」のブランドづくりに協力していければと期待しています。

はっぱのさかな

女子美術大学メディアアート学科 助手 中川 しおじ
(担当:空の水族館(はっぱのさかな)、温泉植物群落、バスストップギャラリー、他)

高山のはっぱで魚を作ろう。ある日、空の水族館プロジェクトのワークショップを考えていた私の脳裏にそう浮かんだ。
作業はまず山での枝拾いから始まった。拾った枝の形を活かして女子美生がさかなの骨組みをつくる。次に葉っぱ拾い。新聞紙に挟み湿り気をなくしておく。そして当日、高山小学校の子供達と女子美生が一緒になって葉っぱをウロコに見立てたり木の実を目に見立てたりしながら、はっぱのさかなを作っていった。そして出来上がったのは世界に一つだけの高山村産のさかなだった。
高山の自然と女子美生の情熱、ワークショップに参加してくれた子供たちののびのびとした気持ちがこの世にふたつとないはっぱの魚を誕生させたのだろう。
このはっぱのさかなをはじめとする多くのプロジェクトの成果は、女子美の感性を広くあたたかな心で受け止めてくださる高山村の方々の多大なるサポート、活動を真摯に記録し、掘り下げ、撮影し続けてくださるSTVの方々の力強い後押しをいただけているからこそ、成し得たことだと感じている。

中川 しおじ
首藤 圭介

高山と助手業務

女子美術大学メディアアート学科 助手 首藤 圭介
(担当:空の水族館、デザインプロジェクト、バスストップギャラリー、他)

助手の仕事は教授を補佐し授業を円滑に進める事にあります。ただ高山村では違う。片道4時間半の道のりや夕食を作ったり、虫が恐い学生の為に宿舎に入り込んだカマドウマを外に出したり。また車で村内各箇所で作業を行っている学生達の間を飛び回る。こうやって箇条書きにしてしまえば只々、辛い仕事のように思えます。しかし美しい里山の風景の中で動き回り、村の人たちと楽しい会話をするたび、新しい高山村の魅力を見る事が出来ます。それは次回の期待感に繋がり、僕を高山マニアに仕上げて行くのです。

山田牧場での展示を終えた空の水族館まぐろチーム(2007)

山田牧場での展示を終えた空の水族館まぐろチーム(2007)

水族館の展示場所を調査中、やすらぎのひととき(2007)

水族館の展示場所を調査中、やすらぎのひととき(2007)

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