• ごあいさつ
  • 6年間のあゆみ
  • 女子美シャルドネ
  • プレミアムアイスクリーム
  • 女子美りんご園
  • デザインプロジェクト
  • 信州高山ワイン
  • おやき茶屋たちべり
  • アイスクリーム
  • りんごジュース
  • 高山村のマカロン
  • 和雑貨のおみやげ
  • バスストップギャラリー
  • バスを待つ動物たち
  • イメージポスター
  • りんごアートコンテスト
  • 2009年 第4回
  • 2010年 第5回
  • こどもアニメーション
  • 活動の記録
  • フェスティバル
  • フィールドアート展
  • 不思議な生き物のすむ森
  • 活動をふりかえって
  • 高山村より
  • STVより
  • 女子美より
  • これまでのあゆみ
  • 広報の記録
デザインとアートを活かした地域づくりホームページへ
高山村ホームページへ
須高ケーブルテレビホームページへ
女子美術大学ホームページへ
ホーム > ごあいさつ

ごあいさつ

人と自然が共生する高山村をめざして

村長 久保田 勝士
長野県高山村
村長 久保田 勝士
長野県高山村

2009年創立110周年を迎えた歴史と伝統のある女子美術大学、精力的な活動で地域メディアの可能性を発信する須高ケーブルテレビ(株)と高山村が2006年4月産学官連携地域文化創生事業協定を締結させていただいて、早いもので2期6年が経過しました。これまで学長さんをはじめ学校関係者の皆様方、須高ケーブルテレビの皆様方には、高山村に温かいご理解とご支援を賜りまして心から厚く御礼申し上げます。

村におります私たちには、村の良さや素晴らしい宝物に気づかないことが沢山あるのではないかと思います。そこで、感性豊かな学生の皆さんに来村いただき、小中学生をはじめ地域の皆さんとの交流によって豊かな感性と明るく元気な村づくりができればと始めた地域づくりプロジェクトも、この6年間で延べ800人を超える学生の皆さんに来村いただき、様々な活動をしていただきました。特にこれまで小中学生とともに取り組んでいただいて参りましたバスストップギャラリーでは、昨年ペイントをしていただきました高山小学校下バス停の「バスを待つ動物たち」はこれまでのバスストップギャラリーの集大成であり、バスを利用される皆さんをはじめ村民の皆さんの心を癒し、村内を明るくしてくれる見事な村のシンボルとなりました。

一昨年高山村は、日本で最も美しい村連合に加盟させていただき、本村の豊かな農山村の原風景をいつまでも大切に守り育てる取組みをしております。今後とも、この産学官連携事業により活力ある村づくりができますよう女子美術大学及び須高ケーブルテレビの皆さんのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

本当の美の町づくりへ

代表取締役 丸山 康照
須高ケーブルテレビ株式会社
代表取締役 丸山 康照
須高ケーブルテレビ株式会社

2006年からスタートした高山村・女子美術大学との産学官連携事業も、気がつけば丸6年が過ぎました。2009年からの第2フェーズでは、当時の佐野ぬい学長を桜ほころぶ高山村にお招きして調印式を開催したことを、つい昨日のことのように思い出します。日本の原風景をしっかりと守り伝える信州高山村に、若い女性の感性とアートを活用した新しい町づくりを展開することで、地域社会も少しずつ変化してきたように感じます。毎年、のべ100人を超える学生や先生方の来村は、高山村にとっても日常の風景になりつつあります。

バスストップギャラリーの製作は、全国にも紹介され、ユニークな取り組みとして注目を集めました。高山産ワインぶどうの収穫体験やワインラベルの製作は、いよいよ本格的なワイン事業の可能性を示しています。デザインプロジェクトで提案した「和てぬぐい」は、高山村観光協会のおみやげとして、すでに販売されています。

一方、高山村でも「日本で最も美しい村」連合に加盟し、【美】の創造と全国との連携を強化されています。さらに、ワイン特区の認定も受けたことで、これからの産学官連携事業に大きな期待が寄せられています。須高ケーブルテレビが地域社会にあることで、少しでも村や地域の人々が活性化するのであれば、この事業は大成功です。第3フェーズでの新しい連携に向け、今後ともよろしくお願いします。

デザインとアートが生まれる村

所長・教授 羽太 謙一
女子美術大学研究所
所長・教授 羽太 謙一
女子美術大学

6年間の連携事業の記録をこのようにまとめてみますと、本当にたくさんのアートやデザインワークがこの事業から生まれてきた事に、あらためて感動を覚えます。女子美大生をはじめ、高山村の小学生からお年寄りまで、STVの映像スタッフ、そしてりんごアートコンテストに応募いただいた村外のたくさんの人々、みなさんのクリエイティブなエネルギーが高山村に注がれ、アート作品になったり、デザインプロダクツになったり、またそれらが新たな次の事業のベースとなってきました。まだ花を開かないプロジェクトや、終了したプロジェクトもありますが、試行錯誤した多数のプロジェクトも基盤となって、産学官連携事業「アートとデザインを活かした地域づくり」は長期間の熟成を経たおいしいワインのように育ってきています。

来年度からの3期目では高山村の景観を活かしたサイン等のグランドデザイン、バスストップを中心としたアート空間の創出と美術教育への応用、また6年間で生み出した様々なデザインプロダクツ等の外部への発表や流通を目的として、さらなる発展の段階へと進んでいければと考えております。

天真爛漫ともいえる女子美生を暖かく見守り、育てていただいた、高山村、須高ケーブルテレビ(株)のみなさまへ心からの感謝を申し上げるとともに、連携事業のさらなる発展を願いまして、6年間の御礼の言葉とさせていただきたいと思います。