女子美 平成19年度採択 特色ある大学教育支援プログラム 問題解決型美術大学教育の実践 アート&デザイン ファシリテーターの養成 トップページサイトマップ

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解説

特色GPとは

ファシリテーターとは

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概要実施プロセス特性組織性有効性今後の実施計画


取組の特性

■ 1.教育の特性、2.教育の工夫
■ 3.問題解決法、4.社会性涵養の工夫、5.現代的課題への対処


(3)問題解決法 

(i)視覚的分析と解明
次世代コミニュニケーション・ネットワーク・システムの開発によって、マップの情報をまちの人々が共有し、情報交換を行う<マッピング・システム>を本学が独自性をもって開発する。※手法の例:子ども達と一緒に歴史、環境、障害者、安全、散歩道等を取材し地図を作る。地図作りはデザイン表現でもあるが、歴史や文学の学習効果も盛り込め地域の社会的理解に繋がる。

(ii)ワークショップの実践
ワークショップに参加した学生は、計画案が決まる過程で自分達の学習が実社会で直接役立つことを体験し、計画の元に行うデザイン要求の多様性等多くを学ぶ。例えば、公園作りに参加した住民は自分達の利用対象として、明確な自負が生まれ納得性も高い。これにより自治体でもワークショップの手法は大変有意義なスキルであることが実証された。

(iii)自己発見の手法
自己発見と他者への思いやりを身につける方法として、A:個人を対象に、言葉の世界から自分探し(問題のテーマを探るため)に用いる手法、並びに、B:チームを対象に、設定テーマからチーム作業としてフィジカルプランを導く手法、の二通りの実施手法を取る。人や生き物等、他者が社会に生きるパートナーであることを悟り、開かれたこころを獲得し、人間的成長を期待できる教育手法である。

(iv)小中学校への美術教育:杉並区立小中学校への授業等支援
本学は文部科学省の2007(平成19)年度施策「放課後子どもプラン」に関連する杉並区のパイロット事業に協働連携する。児童の安全な活動拠点作りに参画し、アート&デザインによる小学校等の「場」を生かすために必要な遊びや文化を伝える人材育成を行う。

(4)社会性涵養の工夫
本学は美術大学としての特性を生かし、アートを通じた地域との双方向性の交流「アーティスティック・インタラクション」を目指しており、地域の教育拠点としての役割を果たすべく、<図3>のように積極的に地域自治体、住民、地元の小中学校、団体、サークル等と協創連携を進める。学生にとっては、学習活動であると同時に得意とする創造的分野を生かした社会貢献、ボランティア活動の在り方を考える機会となり、社会性の涵養に資するものとなる。学生が様々な領域、「場」に参画することで、アーティスト、デザイナーとして本人も成長し、さらに新しい魅力を生み出すことができる。アートの視点を加味するだけ、特定領域+<アート>で、アートの世界からモノを見て発見し、さらに発展させ、創造するという根源的創出力が生れる。これに加えて、女性独自のモノの見方と感性を融合させた人材の育成は、本学の理念に叶うものである。

(5)現代的課題への対処
前述した通り、本学では社会・地域問題の現代的解決として「アート&デザイン・ファシリテーター」を育成する。


図2 地域との連携と大学の位置づけ
 
     
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