 |
 |
 |


|


     

(1)実施計画の整備、年度運用と終了後の展開
実施計画実現に向けて本学の事業戦略として位置付け、人的・物的・財政的条件を整え全面的バックアップを行う。例えば、マッピング・システム等の技術開発について、2007年度は高度化に向けて他機関と連携し予備調査から入る。2008年度の技術開発後、2009年度にはモニタリングを含め試験運用を行い再評価する。2010年度以降はシステムを継続運用し、障害児家庭への普及活動を行う。願わくは障害者の利用普及に伴う経費一部負担を期待する。成果を生かし災害マップや生き字引・楽しい生き方マップ等区民と共にいきいきした地域づくりに役立てる。既に学生は各参加プロジェクトで、地元住民や障害者、小中学生とワークショップし作品制作する行為を通し共に学んでいる。商店街等の現地に通い、或いは障害児支援施設を訪問し、<触れる絵>を通した発達教育支援を直に体験する等貴重な「学習の場」を得ている。
(2)本取組の検証、改善システム
本取組では、計画がどのように地域住民や社会に受容されるか事前・事後調査により検証する。地域への情報の公開方法や内容の適切性を調査・評価し、教育プログラムに反映し改善する。例えば本取組の内、療育支援プロジェクトに関しては、杉並区の評価委員会から障害者支援、ジェンダー問題、発達心理学等の助言も寄せられ、改善に向けた提言があった。また、保育園・幼稚園や障害児施設に療育機材・ソフト一式を貸出し、試験的利用やモニタリング実施、システムの検証を行っている。さらに、活動の成果を、杉並区内に留まらずシンポジウム、電子印刷媒体、インターネット等により全国公開し、社会に開かれた取組プロジェクトとする。
(3)期間終了時の評価、将来的課題
現時点の課題として、問題解決プロジェクトへの学生の参画希望は多いし、指導する教員の数も増え全学的拡がりを見せているが、地域からの課題解決の要望は増え続け、実情として対応し切れていない。今後の課題として、本学1校だけではなく、他の美大や一般大学と連携し、ファシリテーション型教育を共に学び実践する方向で、ネットワークを組み、教育方法等の研究会、協議会等の開催により研鑚を深める施策が必要である。
|
|
|
|
|
|