女子美 平成19年度採択 特色ある大学教育支援プログラム 問題解決型美術大学教育の実践 アート&デザイン ファシリテーターの養成 トップページサイトマップ

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取組の特性

■ 1.教育の特性、2.教育の工夫
■ 3.問題解決法、4.社会性涵養の工夫、5.現代的課題への対処


(1)教育の特性 
 
  写真1 <触れる絵>「レインボープロジェクト」
学生達は、地域社会が抱える困難な課題の中で、地域活性化、子どもの安全や健やかな発達、障害者の地域社会での自立、まちづくり等をテーマに選び、美術分野が果たすべき役割を模索し問題解決に取組んで来た。本取組の中核事例となる<写真1>の〈触れる絵〉障害児療育支援レインボープロジェクトhttp://www.rainbow-project.net/は、産官学が協働連携する教育プログラムである。
学生達は、障害児施設のボランティア活動に参加し、子どもの発達について学び、体験的フィールドワークを実践した。学生は発達に遅れのある子ども、特に就学前の子どもを対象とした療育では、外界への関心、先生や子ども同士の〈触れ合い〉、生活習慣を身につける学習等の問題を重要として捉えた。五感の中で視覚(形や色彩)、感触、音声など感覚的要素を総合的に組合せた造形遊びが効果的であると考えた。学生達は障害児療育や発達心理の専門家、障害児の父母、自治体やNPO団体の人々との共通理解を得て、美術分野からの協創支援について議論し、障害・福祉に関する問題解決策として知育玩具の提案、療育ソフトの制作等の活動を実践している。

(2)教育の工夫
本取組では、学生が専門として学ぶアート表現に視覚・聴覚・触覚を含むマルチメディア技術と先端的センサー技術を組合せ、誰でも操作可能で親しみ易くアクセスできるアーティスティック・インタラクションに優れた教育システムを構築する。隔たりなく誰もが参加可能な次世代コミュニケーション・ネットワーク・システムを開発し、障害児家庭や障害者支援施設間を結び、地域社会と協働するワークショップやコラボレーションを実現する。システム開発には多くの学生参加と、学生の創意と細やかな感性が有効となり、後述の<マッピング・システム>にもこのメディアを応用する。2004(平成16)年度から開始された本プロジェクトは全プロジェクトの中核をなす取組である。各プロジェクトと相互連携して、システム開発後にはさらなる問題解決への可能性の拡大を期待できる教育として位置付けられている。地域に協働する活動によって、社会との関係や自己を発見し、他者の障害をも個性とし尊重する正しい理解と思慮をもつ人材養成を行う。そして誰もが自立し社会参加できるコミュニケーション・ネットワークと、まちづくりを支援する人材を育成する。

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