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はじめに
本取組は、女子美術大学が杉並区など地域社会と連携し、障害者の社会参画支援、地域と子どもの安全、環境問題、地域活性化といった大切な問題解決に取組み、市民交流の中から他者への思いやり、近隣住民間の連帯の促進、造形活動の社会的意義や創造の動機付けにつながる新たな美術教育の実践である。学生がファシリテーターとして、行政や地域住民と議論し、地域の安全、教育、環境等の問題解決に取組み、女子学生がもつ豊かで独創的な感性と行動力により、ユニークな解決がもたらされている。美術・デザインの専門性を活かした取組活動は学生の人間形成の上にも役立っている。
本取組は、学生が問題に対峙する際の自身の「気付き」や、アート&デザイン・ファシリテーターとして問題解決策を提起する一環として、造形表現にインタラクティブIT技術を組合せた「コミュニケーション・システムの開発」、「地域のマップ作り」等についてワークショップを企画し実践する。そして、個々のプロジェクト活動は連携し合って、ユニバーサル・コミュニケーション・デザイン、発達に遅れのある子どもの世界を広げる療育支援、安全と文化創造のアート・プロジェクトとなる。
具体的に、シンポジウムや展覧会の開催等を通して、他の地域にも参考となりうる新しい社会環境に対応した大学の社会的役割と教育方法の在り方をひとつのモデルとして提供したい。事例として紹介するプロジェクトは、発達心理を専門とする他大学・地域NPO法人・教育や行政の専門家とも協働している。
今後は、人材教育研究等の地域ネットワークを形成し、問題解決を実践して活躍できるファシリテーター人材の養成を深化すると共にカリキュラムの更なる充実を図りたいと考える。
取組一覧 (下記題名をクリックすると、詳細がご覧になれます)
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