プレゼンコンテスト

プロジェクトの概要

女子美生の「企画力とプレゼンテーション力の向上」を目指す新たな試みとして、2011年度より「女子美プレゼンコンテスト」を実施が始まりました。

プロジェクトの活動報告

2011年度のコンテスト課題テーマは「日本に笑顔を！」。アートの力で、また女子美生ならではのアイディアで、日本を明るく元気にする企画を募集しました。大震災後「世の中の為に何かしたい」という意識が高まっている今だからこそ、学生に主体的に考え高い意識を持ってもらいたいと思い、このテーマを選びました。

結果合計112名22チーム32個の企画が集まり、その中から予備選考を通過した8チームが、10月15日に行われた公開プレゼンにて、横山 勝樹学長をはじめ、中嶋 貴久氏［㈱電通 アートディレクター］・堤 岳彦氏［グラフィックデザイナー］・流 麻二果氏［アーティスト］・柴谷 麻以氏［㈱電通 アートディレクター］・竹林直美氏［REBIRTH PROJECT］・関根優作氏［REBIRTH PROJECT］など、学外のゲスト審査員や観客等により審査され、受賞者が決まりました。公開プレゼンではスライドによる説明だけでなく、試作品や衣装にかぶり物、ファッションショーや踊りなど、女子美生ならではの趣向を凝らしたプレゼンも飛び出し、会場やゲスト審査員たちを驚かせていました。

多くの高レベルなプレゼンのなか、最優秀賞を受賞したのは、ほめる（＝お互いが笑顔になれるコミュニケーション）活動の推進を提案した「ほめ活　HOMEKATSU」。優秀賞は、新しい水引デザインの提案とそのシンボルを広める事で「絆」の心を推進するキャンペーンの提案、「笑水引（えみずひき）PROJECT」。審査員賞は、地図作成により様々な事を発見し地域への愛着を促す活動の提案をした、「記憶の森に出かけよう！」に決定しました。

今回の取組みがきっかけとなり、学生の社会に対する意識が少しでも高まる事を期待しています。今年始まったばかりの小さな試みではありますが、やがて大学全体を巻き込んだ大きなイベントになればと願っています。

■最優秀賞：「ほめ活 HOMEKATSU −Let’s Praise Action!−」
藤川卓子（絵画学科 日本画専攻 3年）、木下奈津子（デザイン学科 ヴィジュアルデザイン専攻 3年）、下田佳奈（絵画学科 洋画専攻 2年）、中村あい（デザイン学科 ヴィジュアルデザイン専攻 2年）

■優秀賞：「笑水引（えみずひき）PROJECT ～水引で日本に笑顔を～」
斉藤安奈、野々村季彩、小暮咲穂、藤井直、騠月さやか、保坂麻衣（メディアアート学科 3年）

■審査員賞：「記憶の森に出かけよう！ ～たくさんのきっかけを集めて～」
大里有香（美術学科 洋画専攻 2年）、田中唯子（美術学科 版画専攻 2年）、千葉ちさと、竹中翠（デザイン・工芸学科 2年）

■奨励賞：5点
「町のシミュレーションタウン」
澤田優紀穂、龍道真友子、渡邊遥（アート・デザイン表現学科 アートプロデュース表現領域 1年）、青木ひかり（アート・デザイン表現学科 メディア表現領域 1年）、吉野由花（アート・デザイン表現学科 ヒーリング表現領域 1年）
「ちくでんイルミネーション −みんなの元気で電気をためよう！−」
舟橋桃代、木田弓絵、宮崎千宙（デザイン・工芸学科 プロダクトデザイン専攻 2年）
「七服神」
木村有梨、浅原光、伊東すみれ、葛西知恵、菊池摩耶、黄千榕（アート・デザイン表現学科 メディア表現領域 2年）
「ネガポジ日本：」−日本のネガティブワードを身につけよう！−
土方理紗子、野村彩乃、深瀬景子、船田あゆみ、保泉由紀子（メディアアート学科 4年）
「CLUB831 −癒しと健康を提供する新しいCLUBのご提案−」
山田佳奈、牛島侑美、白川智子、関根有見、土屋安紀奈（メディアアート学科 4年）

展開について

女子美プレゼンコンテストで受賞した3チームが、10月30日に開催された女子美祭（杉並キャンパス）伊勢谷友介氏・龜石太夏匡氏講演会の場をお借りしてプレゼンを行いました。また、プレゼン後両氏より沢山の貴重なコメントを頂きました。相模原と杉並両校地をまたぎ、より多くの人の前でプレゼンする機会を得た事は、参加学生にとって貴重な経験になったことと思います。

企画

川村貞知（アート・デザイン表現学科メディア表現領域　准教授）