女子美術大学

女子美術大学 | 文部科学省 「平成22年度大学生の就業力育成支援事業」 選定-就業力GP 職業的自立と美大の就業力リテラシーの養成

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取組の趣旨

1.キャリアと就業力

女子美術大学でいう「キャリア」とは、社会的自立を示しています。それは、就職することにより達成されたと見るのではなく、一生涯を通じて実現されるものであり、自らが価値づけるものと捉えています。
また、「就業力」とは、キャリア形成とは異なり、生涯において継続する意志により職業に就くことをいいます。職業的自立により経済的基盤を獲得することで す。「アートとは生きる力」であり、<つくる>という視点を基軸にすることによって、生きる方向性が見えてきます。<就業>することは、経済的基盤を確立し、常に人生に新たな目標と生き甲斐を見い出して生活することを支える非常に重要な行為です。 図1 プレゼンテーション力の向上と支援体制

2.プレゼンテーション能力

女子美術大学が取り組む<就業力リテラシー教育>とは、自己発見・創造のための他者理解を前提にした「グループワークやチームワーク」を基盤に置いています。自己の方向性やビジョンを語り、社会に向けて自己表現する際に必要なコミュニケーション力を身につけます。特にその基礎となる「プレゼンテー ション」については、初年次教育、教養教育、専門教育の中心に据え、実践的な教育を行います。
また、3・4年次の就職活動期に限らず、初年次から各種の公募展やコンペティションなどへの参加を呼びかけることが重要であると捉えています。本学においてプレゼンテーション能力は重要な教育プログラムです。学生たちは、大学内部だけでなく外部の展覧会などへの挑戦を通じて、自分の考えや作品を説明し発信 する能力をつけなければなりません。競争することは、実社会において経済社会の中心にある活動であり、職業的自立を目指す学生の生活基盤の確立にも重要です。失敗を恐れず、失敗したらその反省を踏まえて何度でも立ち上がる勇気と、やれば自分にもできるという自信を与える、チャレンジ精神の獲得をテーマとし ています。

3.活動状況および成果の公表

就業力向上の目的から、本取組のテーマに関する教科書・書籍を出版して成果を公表してゆきます。それに加え、活動状況や授業などをWebサイトで公開し、他大学、一般企業を含む社会へ広く説明し、理解を得てゆくことを目標としています。そのために組織が一体となって積極的に取組むことのできる仕組と なっています。

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大学生の就業力育成支援事業とは…

就業力GPと称されるこの事業は、文部科学省が、入学から卒業までの間を通した全学的かつ体系的な指導を行い、学生の社会的・職業的自立が図られるよう、大学の教育改革の取組を支援するものです。女子美術大学は平成22年度に選定されました。現在も教育改革の取組を実践中です。