女子美術大学

女子美術大学 | 文部科学省 「平成22年度大学生の就業力育成支援事業」 選定-就業力GP 職業的自立と美大の就業力リテラシーの養成

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具体的内容

1.大学の置かれている状況

■キャリア・ポートフォリオ
平成20年度「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」支援のもと、学生の学習を主体に、美大を卒業する女性のキャリア形成支援を目的に、学生 の学習履歴を記録する「学習ポートフォリオ」を、電子の<キャリア・ポートフォリオ>へと発展させるシステムを構築してきました。さらに将来的には、卒業 生サポートのキャリア形成支援のデータベースとして《女子美アーティストアーカイブス》へと進化・発展させる取組を構想しています。
■e-コミュニティの形成
今後は現在のシステムを基盤にして新たなコミュニケーションの場をつくります。 <図6>の通り、従来の取組を明らかに発展させ、SNS(ソーシャル・ ネットワーク)の環境下で「e-コミュニティ」を形成することで、卒業生への再就職・転職等への情報提供を通じ、卒業生が在学生の就業支援を行います。ま た、卒業生に対しても就業支援が可能となるシステムをつくる計画です。また、SNSを介し、在学生が企業の担当者、卒業生、教職員をメンターとして交流す ることにより、情報提供を受け、ワーク・ライフ・バランスや就業による社会的責任を学び就業力を身につけます。
■プロジェクト型の実践学習
産官学のコラボレーションを進めることで、プロジェクト型の実践体験をもとに、学生自身が企業などとの交流を通してマネジメント力を高め、国内・外の社会 において就業力を向上する取組みとなっています。学生は、実物作品をもとにコンペに参加し、制作した作品ファイルを審査員の前で公表する形でプレゼンテー ションを行います。今回の目的は、この教育方法を全学に普及し、学生の人間的成長と自己表現力を養成することにあります。実践体験をもとに学生自身が職業 観を形成し、社会での自立力を育成する取組みです。
図5 e-コミュニティ形成システム・システム構成イメージ
図6 取組の実施計画などについて

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大学生の就業力育成支援事業とは…

就業力GPと称されるこの事業は、文部科学省が、入学から卒業までの間を通した全学的かつ体系的な指導を行い、学生の社会的・職業的自立が図られるよう、大学の教育改革の取組を支援するものです。女子美術大学は平成22年度に選定されました。現在も教育改革の取組を実践中です。