女子美術大学

女子美術大学 | 文部科学省 「平成22年度大学生の就業力育成支援事業」 選定-就業力GP 職業的自立と美大の就業力リテラシーの養成

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1.持続可能な社会に貢献する「アートの力」

今、世界は紛争、貧困、環境、人権など、解決困難な問題をたくさん抱えています。これらの問題を解決し、持続可能な社会を築いていくためには、問題 を解決するためのモデルやアイディアを提案できる能力が必要となります。大学教育の場には、このような能力を備えた社会問題解決型の人材を育成することが 強く求められています。 こうした社会背景の中、注目されているのがアートの分野です。表現することを本質とするアートは、人間と社会を深く見つめ、物事に取組み、他者を説得して いく力を与えてくれます。まさに「アートとは生きる力」なのです。アートやデザインの分野は、さまざまな社会の課題を解決し、変革する力を持っているので す。 女子美術大学がこれまで手がけてきた学生中心のプロジェクトは、こうした問題解決型の社会的テーマの多い点が特長です。地域の問題から社会全体に視野を広 げていく中、みずから起業を志して社会問題の解決に取組む学生たちが多く生まれています。アートがその根底に持っている融合力が、まさに幅広い対応力のあ る人材を生み出しているのです。

2.実社会とのコラボレーション(協働)による実践的な学習

本取組の中で、学生はアートやデザインの分野におけるさまざまな仕事を体験して、より正確な他者理解を深めます。各企業やNPO、行政・教育機関、 各種の施設においてアートやデザインの分野でコラボレーション(協働)し、さまざまな活動を行います。第一線で活躍する実務家やデザイナー、ギャラリスト などのプロフェッショナルの方々と一緒になって活動することができます。この体験を通じて、仕事への理解と社会に参画する必要性を感じとり、課題を統合 し、探究する力を備えた社会問題解決型の人材を育成していきます。

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大学生の就業力育成支援事業とは…

就業力GPと称されるこの事業は、文部科学省が、入学から卒業までの間を通した全学的かつ体系的な指導を行い、学生の社会的・職業的自立が図られるよう、大学の教育改革の取組を支援するものです。女子美術大学は平成22年度に選定されました。現在も教育改革の取組を実践中です。