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版画研究室ホーム > 版画の歴史 > 版画の歴史 3 版形式について
版画の歴史

3 版形式について


版画の歴史に入る前に、版画の呼称について知っておく必要があります。

版画の名称には大別して二通りの言い方があります。ひとつは、版の形式で呼ぶ言い方、もう一つは版に使われる材料の名称が使われる場合です。

版の形式には、凸版画・凹版画・平版画・孔版画の4つがあり、版の材料の場合には、木版画・銅版画・石版画・シルクスクリーンがあります。

木版画は木の板を彫り、彫残した凸の部分にインクを付けて刷ることから凸版画と言われ、銅版画は彫刻した凹部にインクを詰めて刷ることから凹版画と呼ばれます。

石版画つまりリトグラフは、石版石を彫らずに水と油が反撥する性質を利用してインクを付けて刷ります。

シルクスクリーンは絵柄に合わせて紗の目を塞ぎ、空いた目の部分からインクを落として紙で受けて刷ります。

形式・版材ともに版画をよく表していますが、一般的には版の材料からくる呼称が多く使われます。


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