

CATP 実践を学ぶ
現代美術とアート活動
現代美術
芸術表象専攻では、現代美術の制作を行うことができます。現代美術は、これまでの「美術」という枠組に収まりきらない多種多様な展開をみせており、美術をめぐる社会的な共通理解が成り立ちにくい状況が到来しています。それゆえ、現代の制作者は、既成の「美術」論にもたれかかることなく、自作のはらむ力と、自分自身の考えとによって制作の意義を主張してゆかなければなりません。芸術表象が目指すのは、知性と感性のこうした協働において成り立つ現代美術です。
アート活動
アート活動の主体は作品の制作者に限られてきましたが、今日のアートの現場では、さまざまな活動が行われています。他者の協力を得て成立するプロジェクト型の表現、地域社会や関連機関と協働して行うワークショップなどの企画や運営、アートに関連する情報の収集やアーカイヴの構築、従来の展示空間に縛られない自由な表現やキュレーション。これらの活動もアーティスト同様、主体的な活動として重視されています。芸術表象専攻ではこうした理解に基づき、アート活動を実践的に学びます。