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Project C バラ・プロジェクト
活動報告200920082009

実施期間:平成16年4月〜継続中
参加学生:絵画学科日本画専攻ほか
担当教員:絵画学科日本画専攻 橋本信ほか
場所:本学相模原キャンパス

担当教員の橋本信の20年来のアイデアと研究から出た色素・素材を提供するかたちで平成16年からはじまった本プロジェクトは、自然素材であるバラの花びらを中心とした色素、粉体を新しい方法で顔料・染料として利用した作品展というかたちで成果を報告してきました。
平成20年度は、21年度に旧古河庭園内大谷美術館で開催が予定されている「第2回バラで出来たものたち展」の準備活動が行われました。
前回は、教員の研究発表でしたが、今回は学生中心に学生作品での企画を進めています。展示物は、大谷美術館の空間に溶け込める小さな平面作品・立体作品・衣服・造花などで、バラの花びらから染色液を抽出して利用するなどバラを原材料に色材・造形素材を作り出し一部もしくは全体にそれを使う作品です。

【2月16日「バラで出来たものたち展」のための素材実験】
今回の使用のためにバラの色素の持つ性質から様々な溶剤などの実験を整理し、以下の方法について今後利用することとしました。
a:グラインダーミルでの粉砕とフィルタープレス(餃子の野菜絞りで代用)でより大量の処理を可能としました。それらを濃縮し、紙および紙粉・布・シルクパウダーに染付け粉体の場合は、利用可能な溶剤で解砕し利用して行くことを実験しました。
b:小型の炭化装置を使い「ばらの茎」を炭化し墨として利用するための実験を行いました。

会場予定・大谷美術館
グラインダーミルでの粉砕
実験・木材への染め付け?
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