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Project E-2 プロジェクト成果発表・展覧会_注染プロジェクト
活動報告2010200920082009

参加学生:美術学科、デザイン・工芸学科、アート・デザイン表現学科
担当教員:デザイン・工芸学科 大澤美樹子 横山朋子
     アート・デザイン表現学科 小林里江
     外部講師 井関佳乃 内藤早苗

【関連ページ】
*注染プロジェクト

【実施展覧会】
*「ぬぐい―注染手拭と女子美の出逢い―」展
*「b・tanぬぐい」パリ展 

「ぬぐい―注染手拭と女子美の出逢い―」展
実施期間:平成22年4月2日〜4月15日
会場:江戸伊勢型紙美術館・紀尾井アートギャラリー

注染手拭プロジェクトと注染手拭B反プロジェクトの成果報告として合同展覧会を企画しました。
注染手拭プロジェクトでは、学生がデザインした数多くの手拭柄から専門家の厳しい視点と学生投票によって、上位14柄の手拭を選定し、商品化と展覧会への出展作品を決定しました。手拭に掛ける熨斗のデザインも学生がデザインを考えました。
注染手拭B反プロジェクトでは、学生発案の計45点の試作品から、7点を厳選し、商品化と展覧会への出展作品としました。素材を生かしたデザインになっているのかをテーマに、機能面や縫製工程についても専門家のアドバイスを参考に、みんなで作品の完成型を目指していきました。また、作品のパッケージや見せ方についても検討を進めていきました。
両プロジェクトの学生は、ブランド名とロゴマークを共に考え、展覧会のDM制作、広報、会場構成まで役割分担をして展覧会開催に備え、学生が自主的に取り組んできた展覧会は、約500名の総来場者となり盛会に終了しました。
学生は、製品化までの過程を知り、展覧会開催に至るすべての流れを経験し、社会に発表することの責任を体験することができました。展覧会場では積極的に作品説明を行う学生の姿もあり、自らが関わった展覧会への喜びと充実感に溢れていました。

写真撮影 image1-9:圷邦信写真事務所 

1 - B反:色柄の組み合わせが考えられたB反製品 2 - 一反を使って作るサウナガウン 3 - B反:ポケット付の輪ぬぐい ホカロン、保冷剤を入れても 5 - 厳選された学生デザイン(差し分け、ぼかしの技術で作った反物) 6 - 手拭:熨斗をかけて製品化した手拭 7 - 手拭:来場者に展示を説明する 8 - ぬぐい展展示会風景 9 - 羽織り方を紹介

「b・tanぬぐい」パリ展 
実施期間:平成23年2月8日(火)〜2月19日(土)
会場:Atelier Visconti Paris,France

4月の展覧会にご来場いただいた岩田安矢氏(日本のクラフト・工芸の展示会企画等のフリーコーディネーター)の薦めにより、パリ展の企画が始まりました。
日本の伝統染色技術「注染」と学生の斬新なデザイン力が活かされたプロジェクトが、海外でどのように受け入れられるのか、さらなる製品開発の余地を探ることができるのか、海外へ発信する第一歩として展覧会を開催しました。
学生は展示や来廊者の反応を直接味わうことは出来ませんでしたが、海外での展覧会に未知の魅力を感じ、その憧れが現実となっていく過程を目の当たりに体験しました。
現地パリでの来廊者は、昔ながらの手拭の用途や注染の技術に高い関心を寄せ、伝統の美に対する感覚、B反製品に対するリサイクルのアイデア、そして物を無駄にせず大切に使う姿勢に共感を示していました。改めてこのプロジェクトの主旨が海外においても受け入れられていると感じ取ることができました。
今後も「日本伝統技術・自然素材・物を生かす精神」を国内へと海外へと分け隔てなく発信していけるよう活動を行っていきます。

写真撮影 image1-9:圷邦信写真事務所

1 - 「b・tanぬぐいパリ展」の展示遠景 2 - 「b・tanぬぐいパリ展」の展示風景 3 - 素材感を味わう来廊の人 4 - プロジェクトを説明するスタッフ 5 - 国際色にあふれた会場 6 - 「ちょこっと袋」を楽しむ 7 - 「btan花」とオープニングパーティー 8 - 学生デザイン手拭とB反製品 9 - スタッフと関係者の記念写真
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