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Project B 絵具(顔料)プロジェクト
活動報告20112010200920082009

実施期間:平成15年4月〜継続中
参加学生:ファッション造形学科 約30名
担当教員:アート・デザイン表現学科ファッションテキスタイル表現領域
     小倉文子
場所:本学相模原キャンパス、その他

■プロジェクトの概要
学生たちが日本の各地域に伝わる伝統繊維・染料について調査研究し、その知識と技術を学ぶことを目的に活動を行っています。また、伝統繊維・染料について、現地でのフィールドワークによる調査活動を通じて、その地域に暮らし、技術を伝承する人々との交流が生まれました。そして、日本文化に接する機会を得ることを目的とした重要な学びの機会となりました。
本プロジェクトでは、新潟県に伝わる「アンギン」、岩手県の「ウール」、沖縄県の「芭蕉」などの糸素材を調査するとともに、それぞれ糸の原料から布へと紡ぐことを体験しました。一方、「バラ」「栗」「蓼藍」「こぶな草」などの草花や果物、「漢方の薬草」などから染料を抽出し、染料素材の探求をしながら、色見本帳の制作や「糸・布・衣」についての新たなデザインの提案を試みました。

■成果
□パフォーマンスショー
実施日:平成23年年10月10日
場所:相模大野ステーションスクエア
小田急電鉄株式会社、ステーションスクエア商店会の協力を得て、相模大野駅コンコース広場を会場として提供していただき、本学のファッションイベントを行いました。また、ショーの運営管理を(株)小田急エージェンシー、仮設テントや舞台、音響などを(有)アクセルエンターテイメンツの協力により、第3回バラのパフォーマンスショー「バラからバラへ」を開催しました。

第1回は、旧古河庭園内にある大谷美術館にて「バラでできたものたち展」に参加し、パフォーマンスショー「重なる 交差する」を開催しました。第2回は、相模原キャンパス13号館テラスにてメディアアート学科川口吾妻先生、元重裕文先生の協力を得て、3Dステレオ撮影、立体映像化することとなり、大掛かりな撮影機材を持ち込んでのパフォーマンスショー「バラバラのバラ」を開催しました。
ヘアメイクはいずれも(株)資生堂SABFAの協力を得て行われました。衣裳を着用し、ヘアメイクされたモデル達は、一気にパフォーマーとしての自覚が高まり、表現力が増してきます。
第1回、第2回の公演は限られた空間の中で、予めご案内した方々に対して発表したものですが、今回は、道ゆく通りすがりのお客様が足を止めて見る、という行為を誘発できるかどうか大きな課題でした。企業の皆様には、施設の利用、機材の設置および運営、また、学生指導上、大変有益な注意やアドバイスを受けるなど、全面的に協力していただきました。普段の学生生活の中では企業の中で専門の役割、担当を担っている方々と直接交渉や打ち合わせできる機会は少ないため、今回の公演を通して学生の意識に変化が見えたことは大きな収穫でした。

1 - 出番直前にメイクチェック 2 - バラ染めの布が大きく開花、フィナーレを迎えました。 3 - テキスタイルデザイン。
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