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Project D 素材ミュープロジェクト
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素材ミュープロジェクト

実施期間:平成15年4月〜継続中
参加学生:ファッション造形学科
担当教員:ファッション造形学科 小倉文子
場所:本学相模原キャンパス、その他

■プロジェクトの概要
日本各地の伝統繊維や染色技術に目を向け、その原材料の植物栽培から染料を抽出して染色を行う活動や、羊毛、原毛からフェルトや糸を紡ぎ、編む、織るなどして作品制作につなげる活動を行います。日本に伝わる繊維への理解と伝承を目的に学内外で発表を行っています。また、制作活動の中から新しい衣生活への可能性を探ります。

■成果
【ゆかたプロジェクト】 ・・・藍やこぶな草で染める
板染めを中心に絞り等の技法を取り入れ、木綿の無地の生地を藍で染め、染め上がった反物を裁断・縫製し、ゆかたを制作しました。また、帯もゆかたに合わせてデザインし、染色して完成することができました。
【バラ・プロジェクトへの参加】
女子美術大学ファッション造形学科3年衣装クラスは教育GP素材ミュープロジェクトの活動として「バラでできたものたち展」に参加しました。卒業生細川要 子氏のマダム要子ローズガーデンよりバラの提供を受け、バラから染料を抽出。そのバラ色の染料で染めた布から衣装制作を行い、パフォーマンス&ファッションショーのかたちで発表しました。

■今後(22年度)について
相模原キャンパス構内の一角に染料の原料として古くから用いられているタデアイとコブナグサの栽培を行い、自然との直接のかかわりから日本に継承されてきた伝統をたどり、繊維文化を検証します。素材から衣服へと仕立て上げていく過程、そこに息づいている人の手の技を体感的に学んでいくカリキュラムであり、学生たちにとって、日本の伝統的な衣服制作が現代においてどのような価値を持ちうるのかという真摯な自問の機会ともなればと考えています。

1 - 相模原校地の畑に育った藍 2 - 相模原校地の畑に育った藍 3 - 板染めを中心に、絞り等の技法で木綿の生地を藍で染める 4 - こぶな草で染められた鮮やかな黄色 5 - ゆかたプロジェクト、自作したゆかたを着て
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