女子美術大学は、独自に手掛ける環境教育、素材教育を行い、デザインやアートの分野で、地球レベルでの社会文化と環境の様々な問題に対処できる人材の養成を推進し、実践型の教育を行っている。学生は地域性に基づいた土・砂・岩・植物などの素材をモデルに、自然環境の機能を理解してゆく。
教科書「美術の素材と環境教育」~女子美術大学のプロジェクト実践事例より~は、女子美術大学がこれまでに手掛けてきた環境教育、素材教育の成果を広く社会に公開し、実践・応用書、教科書としての機能を併せもつ書籍となっている。

■目次
第一部　実践編 ― 環境教育と女子美術大学

• (1) 素材と環境教育への取り組みと経緯
• (2) 関連授業科目「環境論」について
• (3) 関連授業科目「素材論」について

第二部　実践編 ― 女子美術大学でのモノづくり
1.素材を考え、作る

• (1) 顔料プロジェクト5つの話
• (2) 紙のプロジェクト
• (3) 素材ミュープロジェクト

2.社会的視点で使ってみる

• (1) 塗壁実習
• (2) デザインミュープロジェクト
• (3) 素材環境教育
• (4) 環境ポスター制作プロジェクト

3.協働して、つながっていく

• (1) 陶芸コラボレーション
• (2) 注染手拭プロジェクト
• (3) 注染手拭B反プロジェクト
• (4) 糸が結ぶセルビアと日本

第三部　自主的取組編 ― 地域や世界へ発信する

• (1) にこぷん
• (2) 環境論+

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